アクロクエストテクノロジーは2020年5月28日、検索エンジンの追加によってWebシステムの検索処理を高速化するサービス「RDB検索高速化サービス」を発表した。Elasticsearchをベースに日本語全文検索に特化した同社のエンジン「ENdoSnipe Search+」を適用する。
RDB検索高速化サービスは、データベース検索をともなうWebシステムを、検索エンジンの追加導入によって高速化するサービスである。データベースエンジンを用いて検索処理を実施している既存のWebシステムに対し、検索部分だけを検索エンジンに置き換える。既存システムの構成を大きく変更せず、アプリケーション改修量も最小限に抑えながら導入できる(図1)。
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検索エンジンの「ENdoSnipe Search+」は、日本語特有の表記ゆれに対応している。例えば、「齋藤」、「斉藤」の旧字の表記や、「見積もり」「見積り」などの送り字の違いなど、日本語特有の表記ゆれを吸収できる。これにより、見つけたい情報に素早くたどり着けるとしている。
なお、ENdoSnipe Search+は、ベースとなる検索エンジンとして、Elasticsearchを採用している。Elasticsearchは、検索機能ライブラリのApache Luceneをベースとしたオープンソースの検索エンジンである。データ量が増大し続ける場合にも、全文検索処理を高速に実施できる。