みずほフィナンシャルグループ(みずほFG)は、同グループ従業員5万8000人のキャリアデザイン支援のためのデジタルラーニング基盤として、米Cornerstone OnDemandのラーニングマネージメントシステム(LMS)を導入し、2020年5月29日に稼働を開始した。構築は、コーナーストーンの大規模ユーザーでもある日立製作所および日立システムズが、自社での実績を基に行った。コーナーストーンオンデマンドジャパンが2020年6月9日に発表した。
みずほFGは、人事戦略として社員1人ひとりのキャリアデザイン支援に取り組んでいる。こうした中、社員に魅力的かつ充実した「学び」と「挑戦機会」を提供するためには新しいデジタルラーニング基盤が必要と判断し、コーナーストーンのLMSを採用した。
みずほFGは、eラーニング基盤を活用し、グループ従業員5万8000人に対して多様な学びと挑戦機会を提供する考えである。これにより、従業員の学習状況や保有資格・スキル、社内公募への参加などの挑戦履歴を可視化した、グループ共通のキャリアデザイン支援の基盤を構築する。
コーナーストーンのLMSは、従業員1人ひとりのニーズや志向に合った学習コンテンツを、AIが推奨し提供する。従業員が学習コンテンツを選び・見つけ・創り・共有できるようにし、仲間とともに学ぶ機会を提供する。
学習コンテンツは、従業員の声・評価を反映し、ビジネスや、従業員のキャリアデザインを支援する。コミュニティ形成やつながり作りによる「コラボレーションラーニング」によって、従業員同士の学び合いの促進を図れる。