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リコーの東北拠点にローカル5G導入、NECが構築支援して2021年4月から運用開始

デジタル印刷機などの製造を行うリコーインダストリー東北事業所で活用がスタート

2020年10月23日(金)IT Leaders編集部

リコーとNECは2020年10月22日、SA(スタンドアローン)型ローカル5G(第5世代移動通信)環境を、デジタル印刷機などの製造を行う子会社のリコーインダストリー東北事業所に導入すると発表した。5Gの活用により製造業のデジタル変革を加速させる。2021年4月から運用する。リコーとNECは両社の技術・ノウハウと新たに得られた知見を活用し、製造業務のリモート化と自動化に向けた製品・サービスの開発・実用化を目指す。

 リコーは2020年12月を目途に、Sub6(6GHz未満)帯域のローカル5G免許を申請する。NECがリコーにネットワーク機器(コアや基地局など)を提供し、リコーインダストリー東北事業所にSA型ローカル5G環境を構築する。高速・低遅延・多数同時接続といった特徴を持つ5Gネットワークを、既存のネットワークに干渉しない無線周波数帯で構築する。

 リコーとNECは、今回の5Gネットワークの導入により、遠隔から現場担当者への技術支援や、機器制御、工場内データの見える化などを実現する。さらに、高精細ライブ映像を活用した工場見学といった新たな顧客体験を実現する。なお、リコーインダストリー東北事業所は、複合機やプロダクションプリンター、インク、トナーカートリッジなどを製造するリコー子会社。

 リコーは今後、早期の国内外主力工場へのローカル5G展開を進め、工場における製造技術のデジタル化を進める。ものづくりの技術とNECの5G関連の技術・ノウハウとを組み合わせ、製造業向け5G活用サービスをNECと共同で開発する。将来的には外部の企業への提供を検討する。

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