日商エレクトロニクスは2020年12月10日、英Neat frameと販売代理店契約を締結し、会議室からのビデオ会議に特化したサービス「Zoom Rooms」のためのデバイスを販売すると発表した。同日、第1弾として、棒状デバイスにマイク/スピーカーやカメラを搭載した一体型デバイス「Neat Bar」の販売を開始した。価格(税別)は、Neat Barのコントローラやスケジューラとして利用できるタブレット端末「Neat Pad」とのセットで29万8000円。販売目標として初年度約2億円を掲げている。
日商エレクトロニクスの「Neat Bar」は、会議室に設置して使うビデオ会議用デバイスである(写真1)。米Zoom Video Communicationsの会議室向けビデオ会議サービス「Zoom Rooms」向けデバイスとして販売する。棒形状の筐体にマイク/スピーカーや広角カメラを搭載した一体型のデバイスで、会議室にいる複数のメンバーがビデオ会議に参加することができる。

Zoom Roomsのソフトウェアを最初からインストールしている。Neat Bar本体を会議室の電源とネットワークに接続してアクティベートすれば、すぐにZoom Roomsを用いたビデオ会議を開始できる。ディスプレイやテレビに接続するために必要なものはすべて箱に入っている。難しい設定や構築はなく、簡単にセットアップできるとしている。
会議室での設置も容易である(写真2)。ウォール(壁)への取り付け、ディスプレイ上部への取り付け、テーブル上への配置など、各種の取り付け方法に対応する。これらのための取り付け用金具が、最初から付属している。

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●Next:Neat Barのスペックと、第2弾のディスプレイ一体型「Neat Board」
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