[新製品・サービス]

データ分析基盤「Teradata Vantage 2.2」、AWSに続きAzure/Google Cloudでも提供

新規ユーザー向けに30日間の無料トライアルを用意

2021年2月16日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日本テラデータは2021年2月16日、説明会を開き、リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)にデータ分析エンジンを統合したデータ分析基盤ソフトウェア「Teradata Vantage」の最新動向を発表した。AWSに続いてAzureおよびGoogle Cloudでも利用できるようになったほか、新規ユーザー向けに30日間の無料トライアルを用意した。製品のバージョンもVantage Vantage 2.2とし、オブジェクトストレージへの接続機能を強化した。

 日本テラデータの「Teradata Vantage」は、リレーショナルデータベース管理システムにマシンラーニング(機械学習)やグラフデータベースなどのデータ分析エンジンを統合したデータ分析基盤ソフトウェアである(関連記事日本テラデータが分析基盤ソフト「Teradata Vantage」を提供、データ分析のサイロ化を解消)。各種のデータに好みのツール/言語(SQL、Python、R)でアクセスできる環境を提供する。

 今回、Teradata Vantageの最新動向をいくつか発表した。まず、Teradata Vantageをクラウド型で利用できるサービスを拡充し、これまで提供していたAWS版「Teradata Vantage on AWS」に加えて、Google Cloud版の「Teradata Vantage on Google Cloud」とAzure版の「Teradata Vantage on Azure」を利用できるようにした。それぞれのマーケットプレイスから購入できる。

 まだTeradata Vantageを導入していない新規ユーザーに向けて、30日間無料でトライアル(試用)できるプログラムも用意した。ユーザーは、クラウド上でTeradata Vantageの機能を試せる。ユーザーには日本テラデータのエンジニアもアサインし、トライアルを支援する。

 ユーザー企業のデータ活用を支援することを目的に、カスタマーサクセス部門も設立した。業務の目標と現実のギャップを見極め、ギャップを生み出している障害を特定し、ロードマップを策定し、ソフトウェアを実装し、運用に結び付ける。「上流のコンサルティングを提供するだけでなく、ソフトウェアエンジニアが実装まで支援する」(日本テラデータ)とアピールしている。

 製品のバージョンも向上し、2021年1月にVantage Vantage 2.2をリリースした(図1)。新版では、オブジェクトストレージ上に格納したデータを分析する機能を強化した。新たに、カラム形式フォーマット「Apache Parquet」のファイルを書き込めるようにした。また、オンプレミスの各種ストレージも使えるようにした。Hitachi Content Platform、MinIO、Dell EMC ECS、NetApp StorageGRIDなどへの対応を完了した。

図1:Vantage Vantage 2.2で追加した新機能(出典:日本テラデータ)図1:Vantage Vantage 2.2で追加した新機能(出典:日本テラデータ)
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