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IIJ、Oracle Cloudとの閉域接続サービスを提供、マルチキャリア冗長接続や東西DR構成に対応

Azure/AWS/Google Cloudに続く閉域接続対応

2021年3月16日(火)IT Leaders編集部

インターネットイニシアティブ(IIJ)は2021年3月15日、ユーザーサイトと米オラクルのIaaS「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」を閉域網で接続するサービス「IIJクラウドエクスチェンジサービス for Oracle Cloud Infrastructure FastConnect」を提供開始した。マルチキャリアでの冗長接続および東西でのDR(災害復旧)構成にも対応する。

 「IIJクラウドエクスチェンジサービス for Oracle Cloud Infrastructure FastConnect」は、ユーザーのオンプレミス環境やデータセンターと米オラクルのIaaS「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)を閉域網で接続するサービスである(図1)。IIJのバックボーン上にユーザー専用のネットワークを構築する「IIJプライベートバックボーンサービス」を経由し、オラクルの閉域網接続サービス「FastConnect」を使って接続する。

図1:「IIJクラウドエクスチェンジサービス for Oracle Cloud Infrastructure FastConnect」のサービスイメージ(出典:インターネットイニシアティブ)図1:「IIJクラウドエクスチェンジサービス for Oracle Cloud Infrastructure FastConnect」のサービスイメージ(出典:インターネットイニシアティブ)

 IIJクラウドエクスチェンジサービスはこれまで、Microsoft AzureやMicrosoft 365、Amazon Web Services(AWS)、Google Cloudといったクラウドサービスへの閉域接続サービスをフルマネージドで提供している。

 今回、閉域網で接続できるパブリッククラウドを拡充し、新たにOCIに接続できるようにした。ユーザーは、OCIを含めた各クラウドサービスを組み合わせて構築したマルチクラウド環境を利用できる。

 接続形態は、仮想サーバーなどのIaaSを利用するための「プライベートピアリング」と、オブジェクトストレージなどのPaaSを利用するための「パブリックピアリング」の2つがある。同一の閉域環境で両方の接続を併設して利用できる。

 なお、パブリックピアリングの利用に必要なNAT(アドレス変換)機能もサービスとして提供する。ユーザー側では、NAT機能のためのゲートウェイ設備は不要である。

 IIJネットワークとOCI間は、耐障害性を考慮した異ルートおよびマルチキャリアでの冗長構成がとれる。東京・大阪の2リージョンでサービス設備を運用しており、ユーザーの要望に応じて、DRとして東西での冗長構成をとることもできる。アクセスポイントは、北海道から九州まで全国11拠点に用意した。主要な複数キャリアのアクセス回線を利用できる。

関連キーワード

Oracle Cloud / IIJ / Oracle / IaaS / 閉域接続 / BCP/DR / インターネット / OCI

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