伊藤忠商事、ジーアイクラウド、ウイングアーク1stの3社は2021年5月25日、クラウド上にビッグデータ処理基盤を構築するSIサービスを提供すると発表した。ユーザー企業のデータ分析を支援する。Google Cloudのデータウェアハウス(DWH)サービス「BigQuery」と、BIダッシュボード「MotionBoard」(ウイングアーク1st製)を連携させる。
伊藤忠商事、ジーアイクラウド、ウイングアーク1stの3社は、クラウド上にビッグデータ処理基盤を構築するSIサービスを開始する(図1)。システムの構成要素として、複数のデータソースを集約して可視化するBIダッシュボード「MotionBoard」と、Google Cloudのデータウェアハウス(DWH)であるBigQueryを利用する。
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構築するデータ分析システムの特徴として、データプレパレーションが不要な点を挙げている。データを加工することなく、収集した対象データにクエリーを発行するだけで、必要なデータを取得して可視化できるとしている。
DWHにBigQueryを使うことで、データ量が多い企業でもリアルタイムにデータを分析できるようにしている。想定する用途として、多数のECサイトや実店舗などオムニチャネルのデータ分析、Webサイトや購買履歴などから得られる顧客行動や購買プロセスの分析、チェーン店におけるPOSデータと在庫データのリアルタイム分析、などを挙げている。