[市場動向]

Pythonエンジニア認定データ分析試験の受験者が開始1年で3000人に到達

2021年7月9日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会は2021年7月9日、Pythonを使ったデータ分析の基礎や方法を問う「Python 3 エンジニア認定データ分析試験」の受験者数が、2021年6月末時点で受験者数3158人となり、試験開始1年で3000人を超えたことを発表した。2021年6月末時点での合格者数は2726人である。

 Pythonエンジニア育成推進協会は、Python言語に関する2つの認定試験を実施している。1つは文法の基礎を問う「Python3 エンジニア認定基礎試験」(2017年6月から実施)、もう1つはデータ分析の基礎や方法を問う「Python 3 エンジニア認定データ分析試験」(2020年6月から実施)である(関連記事Python認定試験「Python 3 エンジニア認定データ分析試験」がスタート)。

 Python言語は、機械学習、ビッグデータ分析、ネットワークインフラ構築などの分野で使われている。Pythonエンジニア育成推進協会によると、IT技術者ではない、マーケティング部門の人員や経営層・管理職も認定試験を受験している。特に、Pythonを使ったデータ分析の基礎や方法を問う「Python 3エンジニア認定データ分析試験」は、Pythonを活用して業務効率を高めたい業務ユーザーなど、幅広い層が受験している。

 試験は、全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンターで受ける。問題数は40問(すべて選択問題)で、試験時間は60分。合格ラインは、正答率70%。出題範囲は、主教材である『Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書』(翔泳社)から、表1の範囲と割合で出題する。

表1:「Python 3 エンジニア認定データ分析試験」の出題範囲(主教材『Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書』)
  問題数 問題割合
1   データエンジニアの役割 2 5.00%
2   Pythonと環境    
  1 実行環境構築 1 2.50%
  2 Pythonの基礎 3 7.50%
  3 Jupyter Notebook 1 2.50%
3   数学の基礎    
  1 数式を読むための基礎知識 1 2.50%
  2 線形代数 2 5.00%
  3 基礎解析 1 2.50%
  4 確率と統計 2 5.00%
4   ライブラリによる分析実践    
  1 NumPy 6 15.00%
  2 pandas 7 17.50%
  3 Matplotlib 6 15.00%
  4 scikit-learn 8 20.00%
5   応用: データ収集と加工 0 0.00%
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