[新製品・サービス]
DB操作ツール「SI Object Browser for Postgres」にクラウド仮想ライセンス、委託先を含めて共有利用
2021年8月4日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)
システムインテグレータ(本社:埼玉県さいたま市)は2021年8月3日、PostgreSQLのデータベース操作をGUIで実行できるデータベース操作ツール「SI Object Browser for Postgres」において、仮想環境で共有利用が可能なライセンスを追加した。アシストが同年8月5日から販売する。クラウドの仮想環境にインストールし、開発委託先を含めて共同利用できる。
システムインテグレータの「SI Object Browser」は、RDBMSをGUIで操作/管理できるDB操作/開発支援ツールである(関連記事:PostgreSQLをGUIで操作できる「SI Object Browser for Postgres 21」、EDB Postgres 13を操作可能に)。
SI Object Browserでは、接続先のRDBMSでテーブルなどの各種オブジェクトの作成/編集、ストアドプロシージャの作成、SQLの実行をGUIで行える。テストデータを自動作成する機能や、テーブル定義書などの各種ドキュメントを出力する機能なども備え、元のRDBMSより豊富な機能が利用できるとしている。
Oracle Database、SQL Server、DB2、HiRDB、Symfoware、PostgreSQLなど各種RDBMSに対応した製品をラインアップする。今回、PostgreSQLに対応した「SI Object Browser for Postgres」において、仮想環境で共有利用が可能なライセンスを追加した(図1)。
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仮想ユーザーライセンスは、AWS(Amazon Web Services)やMicrosoft Azureなどのクラウド環境にあるデータベースシステムで利用可能なライセンスである。従来のクライアントライセンスと異なり、クラウド仮想環境にインストールした状態で、開発委託先も含めて複数ユーザーで共有利用できる。オフショア開発など幅広いプロジェクトで、PostgreSQLやEDB Postgresをベースにしたシステム開発が行える。
仮想ユーザーライセンスの料金体系は、半年ごとの期間契約型となり、従来のクライアントライセンスより安価になるうえ、保守サービスが含まれる(従来のクライアントライセンスでは任意契約)。仮想ユーザーライセンスの価格(税別)は、10クライアントの場合、保守サポートを含んで6カ月間で7万円。一方、従来のクライアントライセンスは、10クライアントの場合、ライセンスが16万6500円で、任意契約の保守サポートが2年間で6万6600円となっている。