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Ridgelinez、基幹システムに操作ガイド「テックタッチ」を導入、アドオン型でデータ入力を支援

2021年8月20日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

富士通の子会社でSIベンダーのRidgelinezは、基幹システムの習熟・活用促進を目的に、アドオン型の操作ガイドツール「テックタッチ」を導入した。2021年4月のシステム稼働時から利用している。「ガイドがあるために習熟が早い」など、データ入力を担う外部委託先からの評価が高いとしている。ガイドツールの開発元であるテックタッチが同年8月19日に発表した。

 Ridgelinezは、富士通が2020年4月に設立した、ユーザー企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)支援に特化したSIベンダーである。富士通は、Ridgelinezの設立にあたり、Ridgelinezの基幹システムをERP(統合基幹システム)のSAP S/4HANAで構築した(関連記事富士通、デジタル変革を支援する新会社「Ridgelinez:リッジラインズ」を設立)。

 S/4HANAの利用を開始する際、エンドユーザーのシステム操作を支援するアドオン型の操作ガイドツール「テックタッチ」を導入した(画面1関連記事アシスト、Webシステムの画面上にリアルタイムに操作ガイドを表示できる「テックタッチ」を販売)。

画面1:テックタッチを導入し、基幹システムへのデータ入力をガイド(ナビゲーション)している様子(出典:テックタッチ)画面1:テックタッチを導入し、基幹システムへのデータ入力をガイド(ナビゲーション)している様子(出典:テックタッチ)
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 テックタッチは、SaaSなどWebブラウザから操作するアプリケーション/サービスに対して、アドオン型でインタラクティブに操作のガイド/ヘルプ表示を行う。専用のプラグインモジュールを利用するブラウザに導入することで利用できる。プラグインは、クラウドで管理している操作ガイド情報(操作ガイド対象のURLやオブジェクト情報)を取得して、ユーザーのWebブラウザ上でガイド/ヘルプとして機能する。

 ユーザーが操作に迷わないように、次にすべきことを常に案内する(図1)。不要なボタンやテキストボックスに触れないようにするマスキング機能も備えている。また、「?」マークを画面上の任意の位置に設置して使い方のヒントや説明を表示することもできる。テックタッチによると、操作ガイドは、当該のアプリケーションを実際に操作しながら作成でき、簡単なガイドであれば数分で作成が完了するという。

図1:利用者が操作に迷わないように、次にすべきことを案内できる(出典:アシスト)図1:利用者が操作に迷わないように、次にすべきことを案内できる(出典:アシスト)
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 エンドユーザーの入力をチェックすることもできる。「全角文字列のみ」「英数字のみ」といった入力チェック設定をプログラミングすることなく行え、条件分岐の設定にも対応する。例えば、ユーザーが入力した金額に応じて次に表示する案内を変更したり、部署や権限によって表示する案内を変更したりといったことが可能だ。

 テックタッチを導入した効果として、Ridgelinezは、データ入力を担う外部委託先からの高い評価を得ていることを挙げる。「ガイド、ナビゲーションがあるおかげで習熟が早い」「操作に迷う時間をなくせる」「習慣的にガイドを使うことで生産性が上げられる」といった評価を得たという。

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