NECは2021年9月9日、IT人材育成サービス「NECアカデミー for DX」の提供を開始した。デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するために必要な“デジタル人材”の育成を、導入から実践、スキル獲得までワンストップで支援する。価格(税別)は、AIやセキュリティなどの2カ月間のプログラムで648万円から。今後3年間で6000人の育成を目指す。
NECのIT人材育成サービス「NECアカデミー for DX」は、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するために必要な“デジタル人材”の育成を、導入から実践、スキル獲得までワンストップで支援する(図1)。サービス提供の背景として、デジタル変革の社会実装・活用が急速に進む一方で、デジタル人材の不足が課題になっている状況を挙げる。
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NECが持つ育成ノウハウを基にプログラムを構成している。これまで提供してきたAI、セキュリティ、デザイン思考などの研修プログラムに、企業のDX推進を支援する「DX人材育成サービス」(2022年春から提供予定)を加えて体系化している。
新しく用意するDX人材育成サービスでは、ユーザー企業に伴走しながら、デジタル人材の育成を継続的に支援する。「DX実践プログラム」では、AIやセキュリティ、クラウド、デザイン思考などを扱い、「DX研修プログラム」ではリテラシーから技術、マネジメントのスキルを扱う。
一連のプログラムは、NEC本社ビル(東京都港区)での実地研修、またはリモートでの受講となる。