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[新製品・サービス]

セゾン情報、取引先に合わせて商品マスターを変換する「HULFT Master Entry Service」

資生堂ジャパンが百貨店ECサイトへのデータ登録で実証

2022年2月22日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

セゾン情報システムズは2022年2月22日、企業間マスターデータ連携サービス「HULFT Master Entry Service」を提供開始した。企業のマスターデータ(製品マスター、部品マスター、商品マスターなど)を、取引先のシステムに合わせて変換するクラウドサービスである。これまで取引先ごとに手作業で実施していた作業を無くす。第1弾として、百貨店など複数のECサイトに自社製品を展開する化粧品ブランド向けのサービスを開始した。価格(税別)は、1ブランドあたり月額5万円。

 セゾン情報システムズの「HULFT Master Entry Service」は、企業のマスターデータ(製品マスター、部品マスター、商品マスターなど)を、取引先のシステムに合わせて変換するクラウドサービスである(図1)。例えば、製造業は製品や部品の自社マスターデータを持っており、これらを仕入れて製造・加工する企業や流通小売業も自社マスターデータで運用している。データを取引先のシステムに登録する際には、マスターデータを取引先に合わせて変換する必要がある。

図1:HULFT Master Entry Serviceの概要(出典:セゾン情報システムズ)図1:HULFT Master Entry Serviceの概要(出典:セゾン情報システムズ)
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 最初に提供するサービスとして、百貨店など複数のECサイトに自社製品を展開する化粧品ブランド向けのサービスを開始した。「ECでの取扱商品数が増えていることから、マスターデータの登録作業の負荷も増えてきている。化粧品以外の小売業、製造業、卸売業などでも利用できる」(同社)。今後、マスターデータ連携が課題となっている業界・業種に合わせたメニューを順次拡大していく。

 データ変換では、ECサイトが要求するフォーマットに合わせて、データ項目の結合なども行える。例えば、化粧品のSPF(紫外線B波の防御)値やPA(紫外線A波の防御)値の項目を商品説明文の項目とは別に管理している場合に、これを結合し、SPF値とPA値を説明文に組み入れるといった変換が可能である。他にも、「使用方法」と「使用上の注意コメント」を結合させて「特記事項」に設定するといった運用がとれる。

 資生堂ジャパンが同サービスのPoC(概念実証)を実施済みである。11社の百貨店が運営するECサイトのフォーマットに合わせて、商品100個の商品情報(商品コード、商品名、商品の説明文)を変換する作業を自動化した。これにより、現状で715分(約12時間)かかっている作業が157分(約2.6時間)へと、約10時間(80%)削減できることを確認した。PoCは2021年7月~9月の3カ月間実施した。

 HULFT Master Entry Serviceは、クラウドサービスとして提供する。マスターデータを取引先に合わせて変換したいユーザーは、クラウドストレージ「Box」を介したファイル連携によって、クラウドとの間でデータをやり取りする。変換前のデータをBox経由でクラウドに引き渡し、変換後のデータをBox経由で受け取る。処理結果はメールで通知する。将来的には、クラウドから直接ECサイトにデータを登録できるようにする予定である。

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