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NTT Com、データセンターの電力メニューを拡充、再生可能エネルギーを選択可能に

2022年3月28日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2022年3月28日、同社データセンターの電力メニューを拡充し、再生可能エネルギーを選択できる電力メニューを2022年4月1日から提供すると発表した。メニューにより、太陽光や地熱などの発電種別の指定、FIT/非FITの指定(国民による負担金でまかなっているかどうかの指定)などが可能。当初は東京、横浜、埼玉など5つのデータセンターで利用可能である。

 NTT Comは、同社データセンターの電力メニューを拡充し、再生可能エネルギーを選択できる電力メニューを2022年4月1日から提供する(図1)。NTTアノードエナジー(NTT AE)が供給する再生可能エネルギーを、ケージまたはルーム単位で利用する契約者に提供する。非化石証書も発行し、利用した電力に関する発電所や使用電力量の情報などを個別に提供する。対象データセンターは5つ(横浜第1、埼玉第1、東京第5、東京第8、東京第11)である。

図1:NTTコミュニケーションズのデータセンターで選択可能な再生可能エネルギーのメニュー(出典:NTTコミュニケーションズ)図1:NTTコミュニケーションズのデータセンターで選択可能な再生可能エネルギーのメニュー(出典:NTTコミュニケーションズ)
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 大きく松竹梅の3つのメニュー(発電所の場所や電源種別を記した非化石証書付き)と、遠隔地の発電設備から送配電網を介して送電するプレミアムメニューを用意した。メニューにより、太陽光や地熱などの発電種別の指定、FIT/非FITの指定(国民による負担金でまかなっているかどうかの指定)などが可能である。

 (1)もっとも基本的な梅コースは、電源種別(太陽光、地熱、バイオマス)の指定ができない。また、FIT/非FITの指定ができない(FITは国民の負担金によりまかなわれている)。(2)竹コースは、電源種別の指定が可能で、FIT/非FITは指定できない。(3)上位の松コースは、電源種別の指定と、非FITの指定が可能である。

 NTT Comは、2030年までにNTTグループの温室効果ガス排出量を80%削減し、2040年にはカーボンニュートラル化を達成するという目標を掲げている。この一環で、通信サービスとデータセンターにおいて省エネ型設備の導入などに取り組んでいる。今回、自らの脱炭素化の取り組みだけでなく、ユーザーのESG経営に貢献する取り組みとして、データセンターで再生可能エネルギーを選択可能なメニューを用意した。

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