[事例ニュース]

山九、言語の壁を越えた生産性向上や人材育成を目指して、海外拠点の作業マニュアルをデジタル刷新

マニュアル作成・共有クラウドサービス「Teachme Biz」を導入

2022年4月27日(水)神 幸葉(IT Leaders編集部)

大手総合物流企業の山九(さんきゅう)が、言語の壁を越えて業務の標準化と提供サービスの品質向上に取り組む。グループ会社である山九東南アジアホールディングス(本社:シンガポール)に、スタディストのマニュアル作成・共有システム「Teachme Biz( ティーチミー・ビズ)」を導入し、2022年5月より順次動画や画像を活用した作業マニュアルに切り替え、現地スタッフが共通して理解できる環境を整える。スタディストが2022年4月27日に発表した。

 山九は、東南アジアをはじめ、サウジアラビア、インドなどにも拠点を設け、多くの現地スタッフを雇用している(写真1)。一方で、多様なバックグラウンドを持つ現地スタッフへ業務手順を正確に伝え、標準化が課題となっていた。

 そこで同社は、言語の壁を越えて業務の標準化と提供サービスの品質向上を諮るプロジェクトを始動。グループ会社で東南アジアや中東、インド現地法人を統括する山九東南アジアホールディングスが、スタディストのクラウド型のマニュアル作成・共有システム「Teachme Biz」を導入する。

 同社はTeachme Bizの採用に至ったポイントとして、次の3点を挙げている。

●動画や画像をメインとしたマニュアルの伝わりやすさ。アプリ内で動画や画像加工も可能。
●クラウドサービスのため時間や場所を選ばずスマートフォンやPC、タブレットなどから閲覧が可能。
●閲覧履歴の分析により閲覧頻度が高いマニュアルの内容へのサポートや、閲覧数が少ないマニュアルの閲覧を促す、といったアクションが可能(画面1)。

画面1:Teachme Bizの操作画面例。マニュアルの理解向上を促すさまざまなアクションが行える(出典:スタディスト)
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 山九東南アジアHDでは、2022年4月からTeachme Bizでのマニュアル作成を開始している。製品充填作業やフォークリフトの操作・点検手順等のマニュアルを作成し、同年5月からは各拠点で順次Teachme Bizを通じたマニュアル閲覧を開始予定である。

 山九東南アジアHD 経営企画管理部 部長 渡邉健太郎氏は、「当社が管轄する各現地法人の現場単位で作成・活用しているマニュアルは顧客へのサービスレベルの維持・向上を図る上で非常に重要である」ことを強調。「東南アジア、中東、インドといった各現地法人が共通ツールを活用することで、各現場で培ってきた技能・ノウハウの共有化に繋げ、「いつでも・どこでも山九品質」の確立に役立てていきたい」としている。

写真1:”伝わるマニュアル”で人材の高品質化を推進する(出典:山九、スタディスト)
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