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バックアップストレージ「Arcserve OneXafe 4500」、独自FSのスナップショットでランサムウェアに対抗

2022年5月23日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

Arcserve Japanは2022年5月23日、バックアップ専用NASストレージ「Arcserve OneXafe 4500シリーズ」を発表した。同年6月6日から販売する。特徴は、ランサムウェアによるバックアップデータの改変を防ぐため、外部からは見えない独自のファイルシステムを活用した内部スナップショット機能を備えていることである。価格(税別)は実効容量32TBで750万円、48TBで930万円、72TBで1290万円。

 Arcserve Japanの「Arcserve OneXafe 4500シリーズ」(写真1)は、バックアップデータを保存する目的に特化したNAS(SMB/NFS)ストレージシステムである。「Arcserve UDP」などのデータバックアップ製品と組み合わせて使う。バックアップサーバーのローカルディスクや他のNASストレージに保存する方法よりも、バックアップデータの信頼性を向上させて、確実にバックアップデータからデータを戻せるようにする。

写真1:バックアップ専用NASストレージ「Arcserve OneXafe 4500シリーズ」の外観写真1:バックアップ専用NASストレージ「Arcserve OneXafe 4500シリーズ」の外観(出典:Arcserve Japan)

 特徴は、ランサムウェアによるバックアップデータの改変を防ぐため、外部からは見えない独自のファイルシステムを活用した、内部スナップショット機能を備えていることである。OneXafeは、バックアップのターゲット(マウント先)としては、SMB/NFSのファイル共有ストレージとして見えている。一方、OneXafeは、記録したバックアップデータに対して定期的にスナップショットを作成し、外部からは見えない形でスナップショットを保存する(図1)。

図1:OneXafeが備えるスナップショット機能の概要(出典:Arcserve Japan)図1:OneXafeが備えるスナップショット機能の概要(出典:Arcserve Japan)
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 ランサムウェアは、元のバックアップデータについては外部からアクセス可能なファイルシステム(SMB/NFS)として見えているので、これに対して暗号化や削除などの攻撃をかけられる。一方、バックアップデータのスナップショットについては、外部からアクセス可能なファイルシステムとしては見えていないため、これに対して暗号化や削除などの攻撃をかけることはできない。つまり、元のバックアップデータが暗号化されてしまっても、スナップショットからバックアップデータを復元可能である。

 スナップショットは、定期的に変更があったデータだけを記録する(図2)。外部からはアクセスできないものの、バックアップデータと共通の領域に保存するため、スナップショット領域を事前に確保しておく必要がない。直近1時間のデータについては90秒に1回スナップショットを取得。1時間ごとに、それまでの変更内容を1個のスナップショットに集約する。さらに、24時間ごとに1個のスナップショットに集約する。

図2:OneXafeがスナップショットを取得するタイミング(出典:Arcserve Japan)図2:OneXafeがスナップショットを取得するタイミング(出典:Arcserve Japan)
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 ランサムウェア対策として、1度しか書き込めないライトワンスのWORM(Write Once Read Many)型ストレージを使う方法もある。しかし、WORMストレージは、日々の増分バックアップやバックアップイメージの生成などによって頻繁にデータが書き換わるタイプのバックアップには向かない。これに対してOneXafeは、スナップショットによってデータの信頼性を確保しつつバックアップターゲット自体は書き換えることができ、バックアップ方法を選ばずに利用可能である。

 ハードディスクドライブ(HDD)の障害対策として、HDDを3倍に冗長化している(図3)。重複排除および圧縮後のバックアップデータを保存する際に、データブロックを、オリジナルと2つのコピーの合計3つ、それぞれ別のHDD3個に分散保存する仕組みである。このため、データの保存に利用可能な実効容量は、搭載HDD容量の3分の1に限られる。

図3:OneXafeは、ハードディスクを3倍に冗長化している(出典:Arcserve Japan)図3:OneXafeは、ハードディスクを3倍に冗長化している(出典:Arcserve Japan)
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 実効容量に応じて3種類のモデルを用意した。32TB(物理HDDは12TBの8台構成で96TB)、48TB(同18TBの8台構成で144TB)、72TB(同18TBの12台構成で216TB)である。いずれのモデルも、本体形状は高さ2Uのラックマウント型である。搭載するネットワークポートは、RJ45(10GbEポート4個)とSFP+(10GbEポート4個)のいずれかを選べる。

関連キーワード

Arcserve / バックアップストレージ / ランサムウェア / WORM / HDD / Arcserve UDP / スナップショット

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バックアップストレージ「Arcserve OneXafe 4500」、独自FSのスナップショットでランサムウェアに対抗Arcserve Japanは2022年5月23日、バックアップ専用NASストレージ「Arcserve OneXafe 4500シリーズ」を発表した。同年6月6日から販売する。特徴は、ランサムウェアによるバックアップデータの改変を防ぐため、外部からは見えない独自のファイルシステムを活用した内部スナップショット機能を備えていることである。価格(税別)は実効容量32TBで750万円、48TBで930万円、72TBで1290万円。

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