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NTTデータ、DXを複数社で学ぶ教育プログラム「デジタルサクセス・アカデミー」

初年度はキリン、JCB、三菱重工、ライオンなど6社が参加

2022年10月25日(火)IT Leaders編集部

NTTデータとNTTデータ ユニバーシティは2022年10月24日、教育プログラム「デジタルサクセス・アカデミー」を提供すると発表した。デジタル技術の活用と事業変革を複数社で学ぶ「業界横断型共創プログラム」と位置づけて、企業間交流の促進に伴う共創/業際ビジネスの創出/拡大を支援する。初年度はキリン、JCB、三菱重工、ライオンなど6社が参加する。

 NTTデータがNTTデータ ユニバーシティと共に提供する「デジタルサクセス・アカデミー」は、デジタル技術の活用と事業変革を複数社で学ぶ「業界横断型共創プログラム」である。企業間交流の促進に伴う共創/業際ビジネスの創出/拡大を支援する(図1)。

図1:デジタルサクセス・アカデミーの全体像(出典:NTTデータ)

 DXや事業変革の推進を担う多様な人材が複数企業から参加し、共に学ぶのが特徴である。参加企業が抱える実際のDXテーマに取り組みながら、研修の受講、職場での実践、実践して分かった課題の検討、を繰り返して実施する。プログラムの内容として以下を挙げている。

企業同士の相互交流(企業間ディスカッション・コミュニティ)
参加企業から集まった人材同士でディスカッションし、現場の課題解決やアイデア創発、業際ビジネス拡大を促進
受講者やアカデミーOBによる交流の場を用意し、継続的な情報共有や相互研さんの機会を提供
ワンストップな人材育成プログラム(スキルアセスメント・計画・研修・現場実践)
受講者のスキル・レベルを客観的に評価し、評価に基づいた育成計画の立案・研修の提供から現場実践の支援まで、学習と実践を計画的に繰り返すワンストップな育成プログラムを用意
プロフェッショナルによるサポート(メンタリング)
NTTデータのコンサルタントによる支援や、同じ課題を抱える受講者同士での継続的な対話を通じて、現場実践上の気づきや成長を支援

 初年度となる今期は、キリンホールディングス、ジェーシービー、三菱重工業、ライオン、NTT東日本、NTTフィールドテクノの6社が参加。共育・共創を通じて、DX推進の加速化や新たなビジネス創出を目指す。

 初年度の開講期間は、2022年10月6日~2023年3月31日。開催方法は、オンライン(Teams、Webex)もしくはオフライン(豊洲を想定)。対象者は、データ活用/DX推進の初学者。

 デジタルサクセス・アカデミーを提供する背景としてNTTデータは、人材育成研修が一過性で学びが定着せず、学びを実践する業務機会がないなど、社内人材の育成に関して大きな課題感を抱える企業が多いことを挙げている。

 NTTデータはこれまで、デジタル戦略の立案から人材・組織の整備まで、総合的な支援を行ってきた。新教育プログラムの提供を通じて、2025年時点で30社1000人のDX人材を育成する。さらに今後、同サービスを人材育成・新規ビジネス創出の基盤して確立し、より多くの参加企業と業界を超えた社会課題解決を目指す。

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