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GSユアサ、物理サーバー上の仮想マシン群130台をVMware Cloud on AWSに移行

2022年10月25日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

蓄電池などを開発・販売するGSユアサ(本社:京都府京都市)は、オンプレミスで稼働していた物理サーバー上の仮想マシン群を「VMware Cloud on AWS」に移行した。約130台の仮想マシンについて、第1フェーズとして2021年9月に約10台を移行。2022年8月に残りの仮想マシンの移行を完了した。移行の効果として、業務部門の要求に応じてサーバーを迅速に準備できるようになった。移行を支援したのTISが2022年10月25日に発表した。

 蓄電池、電源装置、照明機器などの電気機器を開発・販売するGSユアサは、オンプレミスで稼働していた物理サーバー上の仮想マシン群をVMware Cloud on AWSに移行した。約130台の仮想マシンについて、第1フェーズとして2021年9月に約10台を移行。2022年8月に残りの仮想マシンの移行を完了した。

 GSユアサは、約10年前にオンプレミスのデータセンターにVMware仮想環境を構築した。主な目的は、サーバー仮想化によって短時間で復旧可能なDR(ディザスタリカバリ)環境を構築することである。以降、製造・物流の基幹系システムからグループウェアなどの情報系システムなど、各種の業務システムの仮想化に取り組んできた。

 最終的に、オンプレミスでは3台の物理サーバーに約130台の仮想マシンを集約して稼働させていたが、オンプレミスの仮想化基盤に課題があった。リソースの拡張に時間と費用がかかることや、5年ごとのハードウェアの保守切れに伴いリプレースが必要になることなどである。こうした経緯から、2019年後半に仮想マシン群をVMware Cloud on AWSに移行することにした。

 移行にあたって優先したシステム要件は、AWSに移行した後も各システムのIPアドレスが変わらないことと、AWSに切り替える際のダウンタイムをできるだけ短く抑えられること、これまでと同等の信頼性を保ったDR環境を構築できることの3点である。

 導入の効果として、各部門の要求に応じてサーバーを迅速に調達できるようになった。また、VMware vSphere基盤のソフトウェアの更新が自動的に実施されることから、セキュリティパッチの手動適用作業が不要になるなど、運用管理の負荷が減った。

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