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クラウドETL「Reckoner」、Amazon VPC上のユーザーリソースにプライベート接続可能に

2022年12月23日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

スリーシェイクは2022年12月22日、クラウドETLツール「Reckoner(レコナー)」に、AWS PrivateLinkとの接続機能「セキュアアクセス for AWS」を追加したと発表した。Amazon VPC(Virtual Private Cloud)上に構築したユーザーのITリソースとReckonerを、AWS PrivateLinkを用いてプライベート接続する。ユーザーがAWS上に蓄積したデータを、インターネットを介さずにReckonerに連携し、安全に加工できるようになる。

 スリーシェイクの「Reckoner」は、クラウド型で動作するETL(抽出/加工/登録)ツールである。GUI操作でETL処理を設計して実行可能である(図1関連記事スリーシェイク、クラウドETL「Reckoner」に月額3万円のエントリープラン)。

図1:Reckonerの概要(出典:スリーシェイク)
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 新機能「セキュアアクセス for AWS」は、Amazon VPC(Virtual Private Cloud)上に構築したユーザーのITリソースとReckonerを、AWS PrivateLinkを使ってプライベート接続する機能である。ユーザーがAWS上に蓄積したデータを、インターネットを介さずにReckonerに連携し、安全に加工できるようになる。

GUI操作でETL処理を設計・実行できるクラウドETL

 Reckonerは、「ワークフローを作成する」というシンプルなステップでETL処理を実行する。例えば、「Amazon RDS for MySQLのデータをReckonerを使って加工したうえで、Google Cloud BigQueryにデータ連携させる」といった使い方が可能である。

 データの読み込み(抽出)と書き出し(登録)は、数クリックの操作で済む。接続先の一覧からサービスを選択し、必要な情報を入力する。スケジューリング機能を使えば、データの書き出しを定期実行することも可能。ワークフロー同士の依存関係を設定して順番に実行したり、APIを介してワークフローを実行したりといった運用に対応する。

 接続先システム/アプリケーションとして、各種データベース(BigQueryやMySQLなど)やSaaS(Salesforceなど)などを指定する。データの加工/変換を、GUIでワークフローを作成する操作から実行でき、加工/変換のためのプログラムを書く必要がない。データ変換時には、画面上に実際のデータを加工した結果をプレビュー表示し、結果を確かめながら操作できる。

 具体的な加工/変換処理として、文字列の変換、カラムの追加・削除、型・名前の変換、データ同士の結合、値のグループ化、値のバリデーションとフィルタリング、値の集計(合計、平均、最大、最小、カウンタ)、値のハッシュ化、顧客情報のマスキング、フォーマット変換などがある。

関連キーワード

スリーシェイク / Reckoner / AWS / ETL / VPC

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