クラスメソッドは2023年3月16日、対話型AI「ChatGPT」を活用したコンサルティング/SIサービスの提供を開始した。想定するサービス内容として、顧客からの問い合わせへの応答文自動作成/返信、ビッグデータ活用のためのデータ統合基盤の構築やIoT基盤の構築支援、LINEなどと連携したモバイルアプリ開発の支援などを挙げている。
クラスメソッドは、対話型AI「ChatGPT」を活用したコンサルティング/SIサービスを提供開始した。想定するサービス内容として、顧客からの問い合わせへの応答文自動作成/返信、ビッグデータ活用のためのデータ統合基盤やIoT基盤の構築支援、LINEなどと連携したモバイルアプリ開発の支援などを挙げている。
同社は、自社の強みとして、数十名体制で日々技術検証を行っていることをアピールしている。実際に動作するプロトタイプサービスの作成も含め、同社の技術ブログ「DevelopersIO」にOpenAIやChatGPTに関する検証記事を100記事近く公開している。「AI技術は、クラスメソッドが得意とするクラウド技術とも相性が良い」(同社)という。
DevelopersIOに掲載しているChatGPT関連記事には、SalesforceからChatGPTを使う実例や、ZendeskとChatGPTを連携して顧客からの問い合わせに自動返信する実例などがある。これらは、ChatGPT APIとアプリケーションの間にAWS Lambdaを挟むことで連携を実現している。表1は、ChatGPTを適用可能な主な業務と具体例である。
ChatGPTを適用可能な業務 | 具体例 |
---|---|
雑多な業務の分類や判定の自動化 | 顧客からのメールや問い合わせの自動振り分けや返信生成 |
文章の作成や要約による業務効率化 | 報告書やプレゼンテーション資料の自動作成、長文の要約作成 |
コールセンターや問い合わせ対応業務の自動化 | AIチャットボットを利用した顧客サポートやFAQの生成 |
画像や音声や文章の認識結果と業務システムとの統合 | SNS投稿の画像認識を利用したブランド監視や感情分析、音声認識を利用した会議録の自動文字起こし(他の画像・音声認識技術などとの組み合わせによる) |