BIPROGYは2023年6月8日、「経理業務DX支援サービス」を提供開始した。領収書と請求書を取り扱う業務(照合、起票、一覧化、振り分け、不正牽制)を、AIとRPAを利用して自動化するSIサービスである。標準モデル(テンプレート)を適用することで最短3カ月での導入を可能にする。ファーストアカウンティングの経理業務に特化したAI「Robota(ロボタ)」とUiPathのRPAソフトウェア「UiPath」を活用する。
BIPROGYの「経理業務DX支援サービス」は、領収書と請求書を取り扱う業務(照合、起票、一覧化、振り分け、不正牽制)を、AIとRPAを利用して自動化するSIサービスである。業務の整理から開発までを支援する。ファーストアカウンティングの経理業務に特化したAI「Robota(ロボタ)」とUiPathのRPAソフトウェア「UiPath」を活用する。
AIとRPA の各種設定(業務プロセス、エラー処理、通知、ログ処理など)を標準モデル(テンプレート)として用意する。これにより、通常であれば6カ月を要する導入期間を、最短で3カ月まで短縮できるという。提供するテンプレートは、BIPROGY自身の経理業務において、領収書の照合作業を60%効率化した実績を基に作成した。
個々のユーザーの要望に応じてサービスを提供する。内製化を目指すユーザーに向けた「内製化支援サービス」では、ユーザー主体で業務の整理とテンプレートの適用を進められるようにBIPROGYがワークショップを実施する。業務の整理と開発ノウハウの提供を通じて内製化の推進を支援する。
一方、RPAの開発をアウトソーシングしたいユーザーに向けては、「適用おまかせサービス」を提供する。BIPROGYが業務の整理とテンプレートの適用を実施する。IT人材が不足していて自社では導入できないユーザーに向く。
「領収書や請求書などに関して、電子帳簿保存法やインボイス制度などの法制度対応と、これに伴う業務負荷増加に対しての効率化が急務になっている。一方、情報システム部門においては、AIとRPAを推進する中で、経理業務に精通したIT人材を確保できない状況や、開発に時間がかかる」(同社)