[新製品・サービス]
アシスト、PostgreSQLのGUI操作ツール新版「SI Object Browser for Postgres 23」
2023年7月7日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)
アシストは2023年7月6日、DB操作ツール新版「SI Object Browser for Postgres 23」(開発元:システムインテグレータ)を販売開始した。PostgreSQLへのデータベース操作をGUI画面で行うツールである。新版では、テストデータの生成を10倍以上高速化した。
システムインテグレータ(本社:埼玉県さいたま市)が開発・販売している「SI Object Browser」は、RDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)をGUIで操作/管理可能なDB操作/開発支援ツールである(関連記事:アシスト、PostgreSQLのGUI操作ツール新版「SI Object Browser for Postgres 22」)。
RDBMSに接続して、テーブルなどの各種オブジェクトの作成/編集、DBMS側で動作する業務ロジック(ストアドプロシージャ)の作成、SQLの実行などの作業が可能である。テストデータを自動で生成する機能や、テーブル定義書などの各種ドキュメントを出力する機能なども備える。RDBMSが標準で備えるツールよりも高機能であることをアピールしている。
接続するRDBMSに応じて各製品を用意している。Oracle Database向け、SQL Server向け、DB2向け、HiRDB向け、Symfoware向け、PostgreSQL向けなどである。今回、PostgreSQL向けの製品「SI Object Browser for Postgres」について2023年版をリリースした。なお、PostgreSQL向けについてはアシストが総販売代理店となっている。
PostgreSQL向けの新版では、テストデータ(ランダムなデータ)を自動生成する「データ生成ツール」の性能を10倍以上に高めた(画面1)。例として、ローカルのデータベースに1万件のデータを生成する場合、これまで数十秒かかっていたところが数秒で生成可能になった。
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新版ではまた、テーブル画面のデータタブにおいて、IDなどを一意に識別するためのデータ型である「UUID型」のデータを表示できるようにした(画面2)。UUIDは、データをユニークに識別するためのIDとして使える128ビットの数値である。
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このほか、SQL実行画面において実行履歴数のデフォルト値を32から200に増やすなど細かな改善を行っている。