[市場動向]

エクサウィザーズ、生成AI事業を分割し新会社「Exa Enterprise AI」を2023年10月に設立

2023年8月15日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

エクサウィザーズ(本社:東京都港区)は2023年8月14日、生成AIサービスの開発・販売に特化した新会社「Exa Enterprise AI」(本社:東京都港区)を同年10月2日に設立すると発表した。大規模言語モデル(LLM)などの生成AIやその他の技術を活用し、企業の業務改革、生産性向上や課題解決を支援するサービスを開発・販売する。

 エクサウィザーズは、生成AIサービスの開発・販売に特化した100%子会社「Exa Enterprise AI」(本社:東京都港区)を2023年10月2日に設立する。新会社ではエクサウィザーズが開発した以下のサービスを継承する。

  • exaBase 生成AI powered by GPT-4(ChatGPT拡張サービス)
  • exaBase IR アシスタント powered by ChatGPT(IR業務向け生成AIサービス)
  • exaBase FAQ(企業向けFAQサービス)

 継承するサービスのうち、ChatGPTの導入・活用を支援するexaBase 生成AI powered by GPT-4はすでに1万人以上のユーザーが利用しているという。また、IR業務に特化した生成AIサービスの開発を契機に、上場会社向けの開示関連システムで業界大手の宝印刷と業務提携している。

 新会社設立の理由についてエクサウィザーズは、「新たなサービスを機動的に生み出していくには、新規の製品・サービス開発に特化した組織体制とカルチャーを確立し、スピード感を重視した事業推進が必要である」と説明している。

 新会社は継承するサービスのほかに自社開発を進め、製品ラインアップを拡充する。企業内にある各種の業務を支援する「AIアシスタントシリーズ」を企画・開発する。また、アシスタント用途だけでなく、企業の業務を変革するAIサービスの開発にも取り組むとしている。

 また、大企業向けのAI導入支援を請け負うエクサウィザーズと連携し、大企業に向けた事業の展開を計画する。AIアシスタントシリーズの製品を組み合わせ、社内データベースや既存の基幹システムと連携する仕組みを提案する。

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