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サーバー設定仕様書を自動生成する「SSD-assistance」、フォルダのアクセス権一覧レポートを出力可能に
2023年11月14日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)
セイ・テクノロジーズは2023年11月13日、サーバー設定仕様書の自動生成サービス「SSD-assistance」の機能を強化した。指定したフォルダのアクセス権限をユーザー単位でまとめたレポートを出力する機能「フォルダーACLオプション」を追加した。以前から共有フォルダのアクセス権限についてはレポートを作成できていたが、今回、任意のフォルダについてアクセス権限を一覧できるようにした。
セイ・テクノロジーズの「SSD-assistance」は、サーバーの設定内容を記した仕様書を自動生成するクラウドサービスである。Windowsサーバー、Linuxサーバー、AWS環境(Amazon EC2/S3/VPC)、VMware環境の設定仕様書を出力する(関連記事:サーバー設定仕様書を自動生成する「SSD-assistance」、VMware環境設定を出力可能に)。
Windows OSの設定内容は、Windows上で専用コマンドを実行してファイルに記録する。LinuxやAWSの設定情報は、Windows上でリモート情報採取ツールを実行して取得する。例えば、ツールを実行すると対象のLinuxシステムにSSHで接続して情報を収集する。こうして生成したファイルをクラウドにアップロードすると、仕様書がメールで送られる。
仕様書は、OSの基本情報、ネットワーク構成、ディスク構成、ソフトウェアやアプリケーションの構成などの情報を基に作成する。WindowsではWSUSやActiveDirectoryなど固有のサービス群の設定や共有フォルダの設定、タスクスケジューラの設定などを、Linuxではカーネルのパラメータ設定や運用設定(ログローテーションなど)などの情報を取得する。
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今回、新オプションとして、指定したフォルダのアクセス権限をユーザー単位でまとめたレポート「フォルダーアクセス権レポート」を作成する機能「フォルダーACLオプション」を追加した(画面1)。
以前から、共有フォルダのアクセス権限についてはレポートを作成できていたが、今回、任意のフォルダについて、ユーザー単位でアクセス権限を一覧できるようにした(関連記事:サーバーの設定仕様書を自動生成する「SSD-assistance」を強化、共有フォルダのアクセス権限の詳細を出力)。
同レポートの出力項目は以下のとおりである。
- 対象フォルダーのセキュリティ設定に追加されているユーザーまたはグループ
- ユーザーまたはグループごとの継承の有無
- ユーザーまたはグループごとの継承されている権限の詳細
- ユーザーまたはグループごとのアクセス許可の詳細
- icaclsコマンドの実行結果