[新製品・サービス]
Notes/Dominoからのデータ移行/退避を支援する「Notes文書データ抽出ツール」─テンダ
2024年1月29日(月)IT Leaders編集部
テンダは2024年1月26日、データ移行支援ツール「Notes文書データ抽出ツール」を同年2月1日に提供開始すると発表した。日本IBMのグループウェア「Notes/Domino」のデータベースをCSVファイルとして抽出する。添付ファイルもNotes文書単位でフォルダ分けして抽出する。移行先のグループウェアの種類を意識することなく、Notes文書データを汎用的な形式で取り出せる。標準価格(税別)は170万円。
テンダの「Notes文書データ抽出ツール」は、日本IBMのグループウェア「Notes/Domino」のデータベースをCSV(カンマ区切り形式)ファイルとして抽出するツールである。添付ファイルもNotes文書単位でフォルダ分けして抽出する(図1)。
Notes/Domino v9.0.xおよびv10.0.xのサポートが2024年6月1日に終了することを受けて提供する。テンダによると、移行の対処方法を決めていないユーザーが少なくないという。
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「移行先が決まっていないが、一旦Notesデータベースの文書データや添付ファイルを別の場所に退避したい」というニーズに応える。汎用性の高いCSV形式で出力することで、移行先の決定後に、データを取り込むことができる。また、テンダが移行時の検証や移行作業の代行も請け負い、移行先に合わせたツールのカスタマイズにも対応する。
Notes文書データ抽出ツールの標準価格(税別)は170万円。以下は主な機能と対象ケースである。
主な機能
- Notesデータベースに登録した文書データをNotesフォームごとにCSV形式でデータを抽出
- Notes文書に添付したファイル/リッチテキストデータを、Notes文書単位にフォルダ分けして抽出
- 抽出データの種類/抽出範囲(作成日/最終更新日)を絞り込んで抽出
- 複数Notesデータベースの文書データを一括で抽出
- ログ出力機能でエラー原因/エラー対象データを特定
- 複数デバイスでの同時利用
対象ケース
- Notesの運用停止が迫っており、一旦外部ファイルとして出力したいが、それぞれのDBごとに出力用のスクリプトを作成する時間がない
- Notesの管理者が退職しており、構造が分からず、データを抽出できない
- 移行先は決まっているが、移行方法が分からない/複数のシステムに移行したいが、ベンダーの対応が得られない