[新製品・サービス]
SCSK、ERP「ProActive」のデータを可視化するBIダッシュボードオプションを提供
2024年2月27日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)
SCSKは2024年2月27日、同社のERP「ProActive」のオプション「ダッシュボードソリューション」を同年3月1日から提供すると発表した。ProActiveで管理するデータをBIツール「Amazon QuickSight」で可視化するダッシュボード機能。価格(税別)はQuickSightライセンスを含めて初期費用が20万円から、参照5ユーザーの月額利用料が1法人2万1000円から。販売目標は2025年3月までに30社。
SCSKの「ダッシュボードソリューション」は、同社のERPアプリケーション「ProActive」で管理しているデータをAWSのBIツール「Amazon QuickSight」で可視化するダッシュボード機能である。追加モジュール、QuickSight用ダッシュボードテンプレートで構成し、ProActiveユーザーに向けたオプション機能として提供する(画面1)。
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QuickSightとの連携に適したデータ構成に変換する仕組みを、ProActiveの追加機能として提供する。業務データの蓄積・整理・変換までをProActiveが担うため、QuickSightでデータを可視化するための事前準備が不要。申し込みから最短1週間で利用を始められるという。
また、管理会計データの可視化に向いたバブルチャートや地図などのダッシュボードをQuickSightのテンプレートとして提供する。「中堅企業がデータドリブン経営を実施するうえで必要になるKPIをあらかじめ設定している。各指標をグラフやチャートを用いて可視化することで、迅速に情報を把握し、直感的に理解可能になる」(SCSK)
価格(税別)は、QuickSightライセンスを含めて初期費用が20万円から、参照5ユーザーの月額利用料が1法人2万1000円から。参照ユーザーは1ユーザー月額1800円で追加でき、10ユーザーパックが月額1万4000円。ProActiveのライセンス料は別途必要となる。
今後は、管理会計データに加えて、勤怠や販売管理のデータも可視化対象にするほか、ダッシュボード機能では経営状況をより多面的に洞察するため、カスタマイズ可能なオプションを提供する予定。