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RPAテクノロジーズ、RPAを補完して業務プロセスを自動化する「Tungsten TotalAgility」を販売

BizRobo!のベースとなった旧Kofax製品を国内で提供

2024年3月28日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

RPAテクノロジーズは2024年3月28日、米Tungsten Automationの業務プロセス自動化ソフトウェア「Tungsten TotalAgility(TTA)」の販売を開始した。Tungsten Automation Japanから同社の自動化ソフトウェア7製品の事業譲渡を受けて提供する。TTAはRPA/タスク自動化ソフトウェアの「BizRobo!」と補完関係にあり、両製品を組み合わせて業務の多くを自動化できるとしている。

 RPAテクノロジーズは2008年からRPAソフトウェア「BizRobo!」を提供している。米Kofax(現Tungsten Automation)の製品を日本国内向けに改良したサーバー型RPAソフトウェアである(関連記事サーバー型RPA新版「BizRobo! Basic v11.3.0.2」、ロボットの仕様書を生成可能に)。

 同社は、BizRobo!のベースとなった「Tungsten RPA(旧Kofax RPA)」を含む自動化ソフトウェア7製品について、Tungsten Automation Japanから事業譲渡を受け、2024年3月28日に、業務プロセス自動化ソフトウェア「Tungsten TotalAgility(TTA)」などの国内提供を開始した。

 TTAとBizRobo!は補完関係にある。BizRobo!は業務を構成する個々のタスクを自動化するRPAツールであり、同ツールとTTAを組み合わせると、業務プロセス全体を自動化できるとしている。個別のタスクだけでなく、複数の組織にまたがったプロセスも管理可能である。

図1:「Tungsten TotalAgility」を使い、保険金の請求を受け付け、不正な請求を検知する業務プロセス全体を自動化した例(出典:米タングステン・オートメーション)
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 図1は、保険金の請求を受け付け、不正な請求を検知する業務プロセスの例である。TTAとRPAを使い、複数のチャネルで請求書を受領し、データを抽出・入力する処理を自動化している。TTAはビジネスルールエンジンを備えており、本人確認や偽造・重複請求の確認など、事前に定めた条件に合致するかをチェックする。

 財務文書、契約書、フォームなどの業務文書からデータを抽出して分類する。AIを用いて自然言語などから非構造化データを処理・解析できる。また、業務システムのログ分析によって各プロセスの生産性を可視化する機能により、ファクトデータに基づく業務改善施策の立案を支援する。

 RPAテクノロジーズは、TTAのライセンス販売のほか、Tungsten RPAのユーザーへのサポートも継承する。全国のパートナーによるBizRobo!ユーザーへのテクニカル/ビジネスサポートと同様のサポートをTungsten RPAユーザーに提供するという(写真1)。

写真1:米Tungsten Automation シニアバイスプレジデントのマシュー・トムソン(Matthew Thomson)氏(写真中央)、RPAテクノロジーズ執行役員の笠井直人氏(写真左)、RPAテクノロジーズ事業統括責任者の石井岳之氏(写真右)
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RPAテクノロジーズ / Kofax / 業務効率化 / ハイパーオートメーション / 協業・提携 / BizRobo!

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