米Peatix日本法人のPeatix Japan(本社:東京都渋谷区)は、グローバルでの事業拡大にあたって、経営管理の効率化と内部統制強化を図る目的で、日本オラクルのクラウドERP「Oracle NetSuite」を導入した。グループ各社のデータを統合し、効率的でガバナンスの効いた経営管理を行うことで戦略的な業務にリソースを振り向ける。日本オラクルが2024年5月14日に発表した。
米Peatix(ピーティックス)は、有志の集まりから大型フェスまで、さまざまな分野・規模のイベント/コミュニティの運営・開催を支えるWeb管理システム/サイトを提供している(画面1)。アカウント数は約840万人で、常時1万5000以上のイベントを掲載している。2011年の設立後、最初に日本でサービスを開始し、現在では米国、シンガポール、マレーシアなど27カ国に事業を展開している。
画面1:Peatix JapanのWebサイト拡大画像表示
Peatix Japanはグローバルで事業を拡大していくのにあたって、経営管理の効率化と内部統制強化を図るべく会計、決算、連結の各アプリケーションを多言語および多通貨に対応した単一のシステムに統合することを計画。新たな基幹業務システムとして、日本オラクルのクラウドERP「Oracle NetSuite」を導入した。グループ各社のデータを統合し、効率的でガバナンスの効いた経営管理を行うことで戦略的な業務にリソースを振り向ける。
以前のシステム環境では、会計/連結決算に2つのレポートツールを使い、手作業でデータ収集、為替変換、照合処理などを行っていた。これらをNetSuiteに統合したことで手作業から脱して業務効率が向上した。
同社によると、これまで手作業の弊害として、財務報告の信頼性が低く、アクセス制限によるセキュリティの確保も不十分だったが、NetSuiteの導入によって内部統制が強化され、連結処理を適切に行えるようになったという。
新システムの下、グループ間取引に関する照合作業を減らし、連結決算業務にかかる日数は約70%短期化された。また、日本オラクルが提供する「NetSuite Learning Cloud Support(LCS)」を活用して、従業員に効果的な利用支援/トレーニングを提供することができたという。
「手作業が主体だった以前の環境ではビジネスの全体像を把握することが難しかった。NetSuiteにより、財務のインサイトの精度とスピードが向上し、新たな市場に進出する際の意思決定などを迅速に行えるようになった」(Peatix Japan)
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



