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ゾーホー、トラフィック解析ツール「NetFlow Analyzer」にコンフィグ/脆弱性管理オプション

2025年2月4日(火)IT Leaders編集部、日川 佳三

インドZoho Corporation日本法人のゾーホージャパンは2025年2月4日、トラフィック解析ソフトウェア「NetFlow Analyzer」の新版(ビルド番号12.8.272)をリリースした。ネットワーク機器設定のバックアップ/世代管理機能やファームウェアの脆弱性管理機能を備えたオプション「NCM(Network Configuration Manager)」を追加している。

 ゾーホージャパンの「NetFlow Analyzer」は、ネットワーク帯域の利用状況をレポートするトラフィック解析ソフトウェアである。コンピュータやアプリケーションごとにネットワーク帯域の利用状況をグラフで表示する。ネットワーク機器からNetFlow/sFlowプロトコルを介してデータを取得し、クライアント/サーバー間通信などコンピュータ間のフロー(通信情報)を解析する。

図1:トラフィック解析ソフトウェア「NetFlow Analyzer」に追加した新機能。ネットワーク機器のコンフィグ(設定)をバックアップ/世代管理できるようにした(出典:ゾーホージャパン)
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 新版(ビルド番号12.8.272)で、ネットワーク機器のコンフィグ(設定情報)をバックアップ/世代管理する機能やファームウェアの脆弱性を管理する機能を備えたオプション「NCM(Network Configuration Manager)」が加わった(図1)。

  ルーター、スイッチ、ファイアウォール、無線アクセスポイントなどのネットワーク機器のコンフィグは、ファイルで出力して外部に保存したり、保存したコンフィグファイルをエディタで編集した後、機器に取り込んで設定を反映したりする運用が可能である。

 NCMオプションはこうしたコンフィグ周りの管理機能(コンフィグの自動バックアップ、変更管理、世代管理、ハードウェア情報管理やファームウェアの脆弱性管理)を提供し、マルチベンダー環境における機器のコンフィグ管理を自動化する。なお、機器のコンフィグ管理機能のみを利用する場合は、同等の機能を備える単体製品「Network Configuration Manager」を選べる。

 新版では、GUI画面で機器に設定されているQoSポリシーの確認/更新が可能になった。トラフィックを確認しながらネットワーク性能を最適化できる。さらに、ネットワークマップ上で、NetFlow Analyzerが監視している機器と他の機器との接続状況を可視化できるようにした。

 また、過去のトラフィックデータを元に、AIを用いて将来のトラフィック量を予測する機能が加わった。トラフィック傾向の把握や、ネットワークに発生した問題の原因究明といったケースで役立つ。トラフィック量が予測範囲を外れた場合、トラフィック量が異常に増えた/減ったことをアラートで検知することも可能である(図2)。

図2:将来のトラフィック量を予測するトラフィックパターン分析機能の画面(出典:ゾーホージャパン)
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 NetFlow Analyzerの価格(税別)は、最小構成(監視対象15インタフェース)/年間ライセンスで年額17万8000円。買い切り型ライセンスは初年度保守費用を含んで43万円、2年度以降の保守費用は年額8万2000円。

 NCMオプションは最小構成(25デバイスのコンフィグ管理)/年間ライセンスで年額13万3000円。買い切り型ライセンスは初年度保守費用を含んで29万3000円、2年度以降の保守費用は年額6万9000円。

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