ENEOS(本社:東京都千代田区)は、「SAP S/4HANA」によるオンプレミスの基幹業務システムをクラウドERPの「SAP S/4HANA Cloud」に移行し、2025年1月より稼働している。移行プロジェクトでは、同ERPの導入支援サービス「RISE with SAP」を採用した。SAPジャパンが2025年2月17日に発表した。
ENEOSでは、2021年7月から、SAPジャパンのERPアプリケーション「SAP S/4HANA」によってオンプレミス環境に構築した基幹業務システムを運用していた。
2024年1月、クラウドERPの「S/4HANA Cloud」(画面1)に移行すべく、同ERPの導入支援サービス「RISE with SAP」を採用して移行プロジェクトを開始。2025年1月に移行を完了し、新システムの稼働を開始した。
画面1:「SAP S/4HANA Cloud Public Edition」の画面例(出典:SAPジャパン)拡大画像表示
ERPをクラウドに移行したことで、SAPの生成AIアシスタント「Joule(ジュール)」や「SAP Business Technology Platform(BTP)」に追加する技術・機能などをタイムリーかつ柔軟に活用できる環境を整えている。今後、業務やシステム運用管理の自動化・効率化を進めていく。
「S/4HANAを効果的に活用しながら変化に対応していくため、バージョンアップを行い、クラウドに移行して運用コストの削減を図った。Jouleなどの新しい機能に大いに期待している」(ENEOS)
ENEOS / S/4HANA Cloud / RISE with SAP / クラウド移行 / エネルギー / 基幹システム / SAP / Joule / SAP BTP
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