セイ・テクノロジーズは2025年2月17日、サーバー設定仕様書自動生成サービス「SSD-assistance」で、出力可能な仕様書の拡充を発表した。Microsoft Azureの設定仕様書を生成するための専用書式「Azure設定仕様書」を追加した。Azureから収集した情報から、仮想マシン、仮想ネットワーク、ストレージなどの設定仕様書を出力する。
セイ・テクノロジーズの「SSD-assistance」は、サーバーの設定内容が記載された仕様書を自動生成するクラウドサービスである。
Windowsの場合は、専用コマンドからOSの設定内容を調べてファイルに記録する。Linuxの場合は、Windows上でリモート情報収集ツールを実行し、対象のOSへのSSH接続によってファイルに記録する。こうして生成されたファイルをクラウドにアップロードすると、設定仕様書がメールで送られてくる仕組みである。
設定仕様書には、OSの基本情報、ネットワーク構成、ディスク構成、ソフトウェアやアプリケーションの構成などが記されている。Windowsでは、WSUSやActive Directoryなど固有のサービス群の設定、共有フォルダの設定、タスクスケジューラの設定なども取得する。Linuxでは、カーネルのパラメータ設定や運用設定(ログローテーションなど)なども取得する。
今回、Microsoft Azureの設定仕様書を生成するための専用書式「Azure設定仕様書」を追加した。リモート情報収集ツールでAzureから収集した情報を基に、仮想マシン、仮想ネットワーク、ストレージなどの設定仕様書を出力する。画面1はAzure設定仕様書のサンプルである。
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SSD-assistanceで生成可能なパブリッククラウドの設定仕様書として、AWS用に続く提供となる(関連記事:サーバー設定の仕様書を自動生成する「SSD-assistance」、AWSの設定仕様書を出力可能に)。
また、サーバー仮想化プラットフォームの「VMware ESXi」と「Hyper-V」の設定仕様書(ホストとホスト上の仮想マシン)の生成が可能である(関連記事:サーバー設定仕様書を自動生成する「SSD-assistance」、Hyper-Vの設定を出力可能に)。