足利銀行(本店:栃木県宇都宮市)は、Web口座開設サービス申し込み時のオンライン本人確認(eKYC)プロセスに、顔写真を使いまわす不正行為を検出するLiquidのサービス「LIQUID Shield」を導入した。Liquidが2025年4月10日に発表した。
足利銀行は、栃木県宇都宮市に本店を置くめぶきフィナンシャルグループの地方銀行。「あしぎん」の通称で、栃木県を中心に、埼玉県、群馬県、茨城県の北関東4県を主な営業エリアとしている。
同行は、Web口座開設サービス申し込み時のオンライン本人確認(eKYC)プロセスに、顔写真を使いまわす不正行為を検出するサービス「LIQUID Shield」を導入した(図1、関連記事:サービス事業者向け不正検知サービス「LIQUID Shield」、本人確認時の顔写真の使い回しを検出)。
図1:顔写真を使いまわすという不正な行為を検出するサービス「LIQUID Shield」の概要(出典:Liquid)拡大画像表示
同行はこれまでも、eKYCを活用した非対面口座開設など、顧客から見て利便性が高く、かつ安全な金融サービスの提供に取り組んできた。サイバー犯罪手口の高度化に合わせ、より厳格な本人確認が求められるようになったことを受け、LIQUID Shieldを導入した。試験導入の段階で、実際に不正を検知したという。
顔写真データが使いまわされたものかを調べるためのデータベースとして、Liquidのオンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」において導入事業者とユーザーから同意を得た約3000万件の本人確認データを利用する。
データベースとの照合により、同じ顔写真でありながら氏名や生年月日が異なる申請など、虚偽の疑いのある申請を検知する。Liquidは、2025年3月末時点で累計1万件以上の不正を検知しているという。
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