ジョーシスは2025年4月17日、SaaS ID管理サービス「Josys」に、ポリシーに則ってSaaS IDの削除や権限変更などのアクションを自動で実施する「ポリシーワークフロー機能」を追加したと発表した。「過去30日間にわたって会議をホストしたことがない営業社員のZoomライセンスをダウングレードし、コストを削減する」といったアクションを自動化できる。
ジョーシスの「Josys」は、社内のSaaSやPCの利用状況・料金を可視化するSaaS ID管理クラウドサービスである。入退社時のSaaS IDの発行・削除、アクセス権限の変更、PCの購入から廃棄まで、クライアント管理ライフサイクルを一元化する(関連記事:マクニカ、従業員が使うPCやSaaSなどの利用状況/料金を可視化する「ジョーシス」を販売)。
350種類(2025年4月時点)のSaaSと連携し、ユーザー、ライセンス、使用量、コストなどの情報を収集してライセンスの利用状況を可視化し、コストの無駄を洗い出す。ログからユーザーの行動を抽出することでシャドーITの発見を可能にする。人事情報と同期したSaaS IDの発行/削除など、アカウントに関わる業務の自動化を図れる。
今回、ポリシーに則ってSaaS IDの削除や権限変更などのアクションを自動で実施する「ポリシーワークフロー機能」を追加した。「過去30日間にわたって会議をホストしたことがない営業社員のZoomライセンスをダウングレードし、コストを削減する」といったアクションを自動化できる。

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図1は、ポリシーワークフロー機能の自動化対象である。ワークフローを実行するポリシーとして、トリガー(利用率データなどの監視対象)、ターゲット(営業社員のZoomアカウントなどの制御対象)、コンディション(30日以内に利用がなかった場合などアクション発動のための状況)、アクション(ライセンス剥奪などの対処)を設定することで機能する。
ほかには、Josysからの通知手段として、メールとSlackに加えてMicrosoft Teamsでも通知を受けられるようになった。