[新製品・サービス]
マクニカ、従業員が使うPCやSaaSなどの利用状況/料金を可視化する「ジョーシス」を販売
2023年2月22日(水)日川 佳三（IT Leaders編集部）
マクニカは2023年2月21日、クラウド型統合管理ツール「ジョーシス」（開発元：ジョーシス）を販売すると発表した。従業員のPCやスマートフォン、SaaSなどの利用状況や利用料金を可視化し、ダッシュボードに表示する。マクニカのセキュリティ監視・運用サービスと合わせて提供する。
マクニカが販売を開始する「ジョーシス」（開発元：ジョーシス）は、クライアントデバイスやアプリケーションを対象にしたクラウド型統合管理ツールである。従業員のPCやスマートフォン、SaaSなどの利用状況や利用料金を可視化し、ダッシュボードに表示する。同ツールにマクニカののセキュリティ監視・運用サービスを組み合わせて提供する（図1）。
図1：ITデバイス＆SaaS統合管理クラウドサービス「ジョーシス」とセキュリティ監視・運用サービスを組み合わせて提供する（出典：マクニカ）拡大画像表示
ジョーシスでは、従業員が使うPCやスマートフォン、タブレット、SaaSを各従業員のデータとひもづけ、入退社に伴う定型作業を自動化する。ITデバイスの購入から廃棄、SaaSアカウントの新規発行から削除まで、情報資産のライフサイクルを一元管理する。クラウド上の台帳を自動で作成・更新する。
シャドーITや削除漏れアカウントを検知する。使用者が独自の裁量で追加したためにIT部門で把握しきれずシャドーITとなったアプリケーションを検知する。退職者のSaaSアカウントも自動検知する。
「テレワークの普及によってPCの社外持ち出しが当たり前になり、ITデバイスの調達、管理、セキュリティ構築にかかるIT部門の業務量が増えている。また、SaaSの導入が進んでアカウント管理の業務負荷も高まっている。特に、IT担当者が1人しかいない“ひとり情シス”や、他部門と兼務しているような体制の企業で業務負荷の増大が顕著である」（マクニカ）
関係会社のS&Jを含めたマクニカグループが、EDR（エンドポイント検知・対処）製品の監視・運用サービスを提供する。24時間365日体制で監視・運用し、インシデント重要度をベースに対処する。インシデントの緊急度が高いと判断した場合は、1時間以内を目標に当該のデバイスをネットワークから隔離し、検知内容の1次調査報告を実施する。
