システムインテグレータは2025年5月21日、データベース操作/開発支援ツール「SI Object Browser」において、同シリーズ製品すべて（5製品）を利用可能な新ライセンス「SI Object Browser コンプリート サブスクリプションライセンス」を発表した。同年6月18日から提供する。各DBMS向け製品（Oracle Database、SQL Server、Postgres、MySQL）と、ER（エンティティリレーションシップ）モデリングツールを、サブスクリプション型で利用可能である。
システムインテグレータの「SI Object Browser」は、RDBMSに対する操作をGUIで行える、データベース操作/開発支援ツールである（関連記事：DB操作ツール新版「SI Object Browser for SQL Server 25」、負荷テスト機能を追加）。
RDBMSに接続し、テーブルなどの各種オブジェクトの作成/編集、RDBMS側で動作する業務ロジック（ストアドプロシージャ）の作成、SQLの実行などの操作が可能。テストデータを自動生成する機能や、テーブル定義書などの各種ドキュメントを出力する機能なども備える。
接続するRDBMS（Oracle Database、SQL Server、PostgreSQL、MySQLの4種類）ごとに製品を用意している（例えば、MySQL向けは「SI Object Browser for MySQL」）。さらに、ER（エンティティリレーションシップ）モデリングツール「SI Object Browser ER」を用意している（関連記事：ERモデリングツール新版「SI Object Browser ER 24」、生成AIでER図を自動生成）。
今回、これら5製品をまとめて利用可能な新ライセンス「コンプリート サブスクリプションライセンス」を新設した（表1）。1ライセンスあたりの1年プランで価格（税別）を比較すると、新設したコンプリート版が7万8000円、個々のDBMS向けが3万2500円、ERモデリングツールが5万9000円である。
| ライセンス数 | 1年プラン | 2年プラン | 3年プラン |
|---|---|---|---|
| 1ライセンス | 7万8000円 | 14万400円 | 18万7200円 |
| 5ライセンス | 19万8000円 | 35万6400円 | 47万5200円 |
| 10ライセンス | 27万9600円 | 50万3280円 | 67万1040円 |
| 20ライセンス | 38万400円 | 68万4720円 | 91万2960円 |
| 50ライセンス | 76万6800円 | 138万240円 | 184万320円 |
| 100ライセンス | 114万9600円 | 206万9280円 | 275万9040円 |
| 200ライセンス | 172万4400円 | 310万3920円 | 413万8560円 |
| 500ライセンス | 331万2000円 | 596万1600円 | 794万8800円 |
なお、同社は2025年1月31日をもって、日立製作所のRDBMS「HiRDB」向け製品「SI Object Browser for HiRDB」の新規販売を終了している。HiRDB版の保守サポート期限は、最大で2026年4月30日まで。
