[新製品・サービス]
SRA OSS、OSSサポートサービスの対象ソフトを全32個に拡充、24時間365日のプレミアムサポートを開始
2025年5月23日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)
SRA OSSは2025年5月21日、「OSSサポートサービス」のメニューを同年6月1日付で改定すると発表した。サポート対象ソフトウェアを26個から32個に拡充する(2個削除、8個追加)ほか、24時間365日対応のプレミアムサポートを追加する。
SRA OSSの「OSSサポートサービス」は、オープンソースソフトウェア(OSS)のサポートサービスである。Web/メール/DNSサーバーなどのLinuxの基本要素から、データベースやJavaアプリケーションサーバーなどの業務システム構築用ミドルウェアまで、主要なOSSをサポートしている。利用しているソフトウェア単位で個別に契約可能である。
ヘルプデスクと障害対応を提供する。ヘルプデスクでは、インストール、設定、マニュアルレベルの問い合わせ、ソースコード解析などに関する問い合わせに回答する。障害対応では、サポート対象ソフトが原因であると判明した場合、障害の原因を調査し、回避方法または修正済みバージョンを提示する。
2025年6月1日付でサポートメニューを改定し、サポート対象ソフトを24個から32個に拡充する(表1)。ロードバランサー「Pound」とHAクラスタリング「Heartbeat」については、コミュニティによる開発メンテナンス終了を受けてサポート対象から外した。
カテゴリ | ソフトウェア |
---|---|
アプリケーションサーバー | Tomcat |
Webサーバー | Apache httpd、Nginx |
メールサーバー | Postfix、sendmail、Dovecot、Courier-IMAP |
LDAPサーバー | OpenLDAP、389 Directory Server |
DNSサーバー | BIND |
NTPサーバー | Chrony |
FTPサーバー | ProFTPD |
キャッシュサーバー | Squid |
ロードバランサー/リバースプロキシ | Nginx、HAProxy |
ファイル/プリントサーバー | nfsd、Samba |
セキュリティ | OpenSSL |
NoSQL | Memcached、Redis、Cassandra |
データベースサーバー | SQLite |
HAソフトウェア | Pacemaker/Corosync、Keepalived |
ストレージ/ボリューム管理 | DRBD、LVM、MD(Software RAID) |
ログ管理・収集 | Fluentd(fluent-package)、Rsyslog |
プロジェクト管理 | Redmine |
バージョン管理システム | Git、Subversion |
メニュー改定に伴い、ヘルプデスクと障害対応を24時間365日体制で提供するプレミアムサポートを新設する。問い合わせから30分以内に1次回答(ユーザーの契約内容を確認したうえで、質問を受け付けたことを連絡する)を行う。
サポート対象OSも拡充し、LinuxではRed Hat Enterprise Linux(RHEL) 8/9以外に、RHEL互換のRocky Linux 8/9、Amazon Linux 2/2023を追加した。また、Windows(Windows Server 2022/2019/2016、Windows 10/11)を追加した。