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テラスカイ、Salesforce画面開発ツール新版「SkyVisualEditor 23.0」、Excelからデータテーブルに範囲指定ペースト

アプリ版では予実テーブル機能を拡充

2025年7月23日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

テラスカイは2025年7月20日、Salesforce画面開発ツールの新版「SkyVisualEditor Ver.23.0」を提供開始した。Ver.23.0では、Webブラウザ版において表計算ライクなデータテーブルにExcelからペーストできる範囲貼り付け編集機能を追加した。アプリケーション版においては機密情報のマスキング機能を追加した。

 テラスカイの「SkyVisualEditor」は、Salesforceの画面をノーコード/ノンプログラミングで開発可能なツールである。ドラッグ&ドロップ操作でVisualforceのページやLightningコンポーネントを作成できる。ユーザー独自のアプリケーションの構築や、Salesforceアプリケーションを社内に定着させるための画面の改善などの作業を支援する。

 実装形態と開発ターゲットに応じて、Visualforceページを開発可能なWindowsクライアントソフトウェア版「SkyVisualEditor VF」と、Lightningコンポーネントを開発可能なWebブラウザ版(Google Chrome、Firefoxに対応)「SkyVisualEditor LC」を提供する。

 新版のVer.23.0では、SkyVisualEditor LCの新機能として、Salesforce上でExcelライクな操作性を持つデータテーブル「フレキシブルデータテーブル」の機能を拡充した。

 「Ctrl+V」キーによるペースト操作により、タブ区切り形式のテーブルデータを範囲貼り付けできるようになった。Excelシートからコピーして、そのまま貼り付けられる。1回の貼り付け上限範囲は最大500行×200列である(画面1)。

画面1:Excelシートからフレキシブルデータテーブルにテーブルデータをコピー&ペーストできるようにした(出典:テラスカイ)
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 また、新規行を追加する際に、選択リストから行数を選択して複数行を一括で追加できるようになった。範囲貼り付け編集機能と組み合わせることで、「100件の新規行を一括追加後、Excelからデータを貼り付けて編集する」といった操作が可能である。

 一方のSkyVisualEditor LCでは、予定値と実績値を時系列で表示して比較可能な「予実テーブル」の機能を拡充した(関連記事テラスカイ、Salesforce画面開発ツール新版「SkyVisualEditor 22.0」を提供、予実テーブルを追加)。

 予実値の表示はこれまで横軸表示のみだったが、縦軸でも表示できるようになった。「部門別の業績確認など、特定数値(計画、実績、達成率など)を1行で確認したいため、縦軸で表示」「KPIモニタリングなど、各行ごとに分析対象が細かく分かれているため、横軸で表示」といったように用途に応じて切り替えられる(画面2)。

画面2:予実テーブルにおいて、横軸と縦軸を切り替えられるようにした(出典:テラスカイ)
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 また、四半期・半期・年間といった期間別の合計列を表示できるようになり、「各期間別の目標達成率」などを容易に確認できる。合計列を表示する対象期間は、予実テーブルの表示設定から指定可能である。

 ほかにも、条件付き書式機能を追加し、任意の書式ルールに基づいて予実値や合計値の背景色・文字色を変更し、強調表示できるようになった。例えば、「販売計画達成率が100%以上の場合に強調表示」のような指定が行える(画面3)。

画面3:予実テーブルにおいて、条件式に合致したデータの背景色や文字色を変更できるようにした(出典:テラスカイ)
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