開発ツール/プラットフォーム 開発ツール/プラットフォーム記事一覧へ

[新製品・サービス]

AGEST、テスト管理ツール「TFACT」をリリース、テストの設計から検証までをAIが支援

自社事例でテスト担当者の工数を30%減

2025年9月1日(月)IT Leaders編集部、日川 佳三

AGESTは2025年9月1日、開発テストツール「TFACT」をリリースした。テストの設計から検証までをAIが支援することでテスト工程全体を効率化する。同社の実績ではテスト担当者の工数が約30%減ったという。2026年にはSaaS版の提供を予定している。

 AGEST(アジェスト)の「TFACT(ティファクト)」は、テスト管理機能とAIアシスト機能を統合した開発テストツールである。テストの設計から検証までをAIが支援することでテスト工程全体を効率化する。2025年1月のベータ版提供を経て、今回正式リリースに至った(図1、関連記事AGEST、AIを用いた開発テストツール「TFACT」β版をリリース、テスト手順やレポートを自動生成)。

図1:テスト管理ツール「TFACT」が備えるAI支援機能の概要(出典:AGEST)
拡大画像表示

 (1)テスト手順作成、(2)テスト自動実行、(3)テスト結果分析、(4)問題レポート、(5)デバッグ(オプション)の各工程を支援する。

(1)テスト手順作成:あらかじめテストケースを作成し、テスト対象を設定しておくことで、AIがテストの実行に必要な具体的なテストステップ(実行手順)を自動で生成する。

(2)テスト自動実行:テストステップを使ってAIが自動でテストを実行する。テスト結果として、実行時のログと画面操作動画を自動で記録する。

(3)テスト結果分析:テスト実行後、実行時のログと画面操作動画をAIが検証し、テストステップごとに実施内容とスコア、スコアの理由などをコメントとして登録する。

(4)問題レポート:テスト実行結果がNGだった場合、テストケースとテスト対象の仕様書をAIが比較し、テストケース自体に誤りがないかをチェックする。

(5)デバッグ(オプション):テスト対象の情報(ソースコードなど)を用いて、AIが不具合の原因を調査し、修正案を検証する。検証結果をマークダウン形式で出力する。

 テスト工程にTFACTを活用する場合の費用シミュレーションを示している。自社事例として、テスト担当者の工数を約30%削減したという(図2)。

図2:TFACTを活用する場合の費用シミュレーション(出典:AGEST)
拡大画像表示
関連キーワード

AGEST / 開発テスト / ソフトウェアテスト

関連記事

トピックス

[Sponsored]

AGEST、テスト管理ツール「TFACT」をリリース、テストの設計から検証までをAIが支援AGESTは2025年9月1日、開発テストツール「TFACT」をリリースした。テストの設計から検証までをAIが支援することでテスト工程全体を効率化する。同社の実績ではテスト担当者の工数が約30%減ったという。2026年にはSaaS版の提供を予定している。

PAGE TOP