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[市場動向]

日本IBM、技術者コミュニティ「メインフレームクラブ」を刷新、インフラからAIアプリ開発まで対象を拡大

ユーザー企業とベンダーが共創するモデルへと転換し、会員数5000人を目指す

2026年3月9日(月)日川 佳三、河原 潤(IT Leaders編集部)

日本IBMは2026年3月9日、メインフレーム技術者コミュニティ「メインフレームクラブ」を刷新し、再始動したと発表した。従来のインフラ領域に加え、AIを活用したアプリケーション開発領域の技術者にも対象を拡大していく。ユーザー企業とベンダーが共創するモデルへと転換し、2027年度中にメンバー数5000人を目指すとしている。

 日本IBMでは、メインフレームシステムを支える技術者のスキルアップやキャリア形成の支援、次世代技術者の育成などを目的に、2023年より技術者コミュニティ「メインフレームクラブ」を運営してきた(写真1)。現在、三菱UFJインフォメーションテクノロジー、ニッセイ情報テクノロジー、トヨタシステムズなどのユーザー企業が参加している。

写真1:メインフレームクラブは、2025年に「アセンブラー友の会」「若手技術者 Casual Meet-up!」「横浜北ツアー」などを実施した(出典:日本IBM「2025年度のメインフレームクラブの活動について」)

 これまで事例共有のワークショップや若手向けのミートアップなどを実施してきたが、「AI駆動開発の進展などに伴い、システム開発の課題がエンジニア不足という量から、AI生成物の品質確保という質へ移行している」(同社)ことを踏まえ、コミュニティーの役割を再定義して再始動した。

 従来のメインフレーム運用・保守を中心としたインフラ領域に加え、AIを活用したアプリケーション開発や業務システム領域の技術者にも対象を広げる。メインフレームにおけるAI活用の最新動向や技術、育成ノウハウを体系的に共有し、形成されたベストプラクティスを参加企業へ展開していく。

 運営体制についても、従来のベンダー主導から、ユーザー企業とベンダーが共創するモデルへと転換する。今後はユーザー企業が企画・運営に積極的に参画し、プロジェクト現場が抱える課題を持ち寄り、実践的な解決策を議論する課題解決型の仕組みを目指す。

 さらに、2026年3月から提供を開始する開発支援AIエージェント「IBM Bob」(画面1)を活用し、基幹システムのアプリケーション開発における生産性と品質の向上についても、参加企業と日本IBMが共創して取り組んでいく。

画面1:開発支援AIエージェント「IBM Bob」の画面例(出典:日本IBM)
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 日本IBMはこれらの活動を通じ、企業や世代の枠を越えた学び合いを推進し、2027年度中にメンバー数5000人への拡大を目指す。

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IBM / IBM Z / ユーザー会 / AI駆動開発 / AIエージェント

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