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Everpure、AIデータ基盤の新製品/機能を発表、データの検出・変換・コンテキスト化に注力

2026年6月19日(金)IT Leaders編集部、日川 佳三

米Everpure(2026年2月にPure Storageから社名変更)は2026年6月17日(米国時間)、年次イベント「Pure Accelerate 2026」で、企業のAI活用を支えるデータ基盤の新製品/機能群を発表した。データの検出・分類・コンテキスト(文脈)化を担う「Everpure Data Intelligence」、非構造化データをAI向けにベクトル変換する「Everpure Data Stream」、ストレージサービスの性能と容量を一時的に最大25%引き上げる「Evergreen//One Overdrive」の3つが柱である。同年6月18日(日本時間)にピュア・ストレージ・ジャパンが説明会を開き、発表内容を先行紹介した。

 米Everpure(2026年2月にPure Storageから社名変更)は、2026年6月16日から18日(米国現地時間)に開催した年次イベント「Pure Accelerate 2026」で、企業のAI活用を支えるデータ基盤の新製品/機能群を発表した。同年6月18日(日本時間)にピュア・ストレージ・ジャパンが都内で説明会を開き、発表内容を説明した。

 「Everpure Data Intelligence」(旧名称:1touch.io)は、散在するデータを格納場所で検出・分類し、AIが利用しやすい形に整備する技術である。データの検出・分類・コンテキスト(文脈)化を担う。企業情報の統合ビューを提供するデータディスカバリ製品ベンダー、米1touchの買収で得た技術で、すでに提供済み。Everpure製ストレージだけでなく、他社ストレージやクラウド/SaaSなどのデータも対象とする(図1)。

 SQL ServerやOracle Databaseなど主要データベースを含む構造化・非構造化データの格納場所と内容の把握、個人情報などの機密データを検出してデータの系譜の追跡、各データを業務と対応づけてナレッジグラフ構築の3つの機能を備える。構築したナレッジグラフは、APIまたはMCP(Model Context Protocol)経由でAIモデルから参照・操作できる。

図1:「Everpure Data Intelligence」などを用いたAI向けデータ整備のプロセス(出典:ピュア・ストレージ・ジャパン)
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 「Everpure Data Stream」は、非構造化データをAI処理向けのベクトル形式に変換するパイプライン製品で、現在提供中である。NVIDIAのGPUをストレージに組み込んだリファレンス設計「NVIDIA AI Data Platform」をベースとしており、データの取り込みからベクトル化、AIモデルへの提供までをGPUで自動化する(図2)。

 変換処理は企業ネットワーク内で完結し、データを社外に転送しない。ストレージとコンピュートを独立してスケールアウトできる構成で、小規模なAI実験から「FlashBlade//EXA」を活用した大規模AIシステムまで段階的に拡張できる。

図2:データをベクトル変換してAI向けに整備するシステム「Everpure Data Stream」の概要(出典:ピュア・ストレージ・ジャパン)
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 月額制のストレージ利用モデル「Evergreen//One」に「Overdrive」を追加する。月末処理や突発的なバッチ処理など一時的な高負荷に対して、性能と容量の上限を最大で25%上げられる機能である。サブスクリプションを恒久的に変更することなく負荷の急増を吸収できる。実際に使用した分だけ課金する従量制で提供する。2026年第3四半期に提供を開始する予定である(図3)。

図3:性能と容量の契約上限を一時的に25%増やせる「Evergreen//One Overdrive」の概要(出典:ピュア・ストレージ・ジャパン)
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●Next:複数台のストレージを一元管理する「自律型コントロールプレーン」

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