日本システムウエア(NSW)は2010年2月2日、短期間で効率的な物流業務を実現する入出庫在庫管理システム「ORBIS」(オービス)シリーズにおいて、大幅な機能強化により物流品質向上と導入コスト削減を実現する新バージョン「ORBIS-Ⅴ倉庫管理」を開発し、2010年2月末より発売開始すると発表した。
同社は、20年以上にわたり在庫管理システムの開発・提供を行ってきた。「ORBIS」シリーズには、これまで400ライセンス以上の導入実績があり、物流業務における業務改善や生産性向上を推進してきた。最新版「ORBIS-Ⅴ倉庫管理」では、さらなる作業効率化および物流品質向上に向けた標準機能の大幅な追加が行われた。
「ORBIS-Ⅴ倉庫管理」の主な特徴と機能は以下のとおり。
- 様々な業種・業態に対応できる細やかな在庫管理
ロット管理/ロケーション管理/在庫等級・荷姿の管理 - 保管業務の品質向上とトレーサビリティ
賞味期限管理/不良在庫・適正在庫管理/作業進捗・実績管理 - 利用者を主眼に置いた操作性と便利機能
あいまい検索機能/データの即時更新/経営分析帳票/営業倉庫業者向け請求機能 - 幅広いシステム連携によるSCMの支援
入庫予定・出庫依頼データのインポート/入出庫実績データのエクスポート/不良在庫や補充データのエクスポート/販売管理、生産管理、配車・貨物追跡、送り状発行などの他システムとの連携 - 低コスト・短納期で導入可能
標準機能の充実でノンカスタマイズ導入も可能/パラメータ設定のみで様々な業種業態、寄託物に対応/各種部品・テンプレートにより、カスタマイズ規模を縮小
同社は、2010年春以降にSaaS型モデルの提供、業種業態に特化したシステムの提供を予定しているという。
同製品の販売価格は150万円(1ライセンス)から。同社は、今後1年間で3億円の売上を目指す。
日本システムウェア
http://www.nsw.co.jp/index.html