日本IBMは2010年3月1日、NAS(ネットワーク接続型ストレージ)製品として、最大容量が従来製品の約12倍、14.4PB(ペタバイト)のデータをネットワーク上で管理可能な「IBM Scale Out Network Attached Storage」(SONAS)の販売を開始した。
従来のIBMファイルサーバー製品では、1システムあたりの最大容量が約1.2PB、並列に接続して同時に保管処理ができる台数(クラスター構成が可能な台数)が最大2台だったが、SONASは最大容量が14.4PB、最大格納ファイル数は約20億個、同時処理できる台数が最大30台に拡張されている。14.4PBは、地上波デジタルハイビジョン放送の約240年分に相当するデータ量(ビットレートを1,500万ビット/秒として試算した場合)とのこと。
ファイル管理方式としてSONASは、スーパーコンピュータにも採用されているIBM開発の分散ファイルシステム「General Parallel File System(GPFS)」を採用。それによってストレージシステムを一元管理し、1つのファイルを並列なデータ経路を使って分散保存することで、ファイルへのアクセス速度の向上が可能になっている。
SONASの最小構成での価格は、7,682万1,000円(税別)。3月1日から販売し、3月12日から出荷を開始する。
また、今後のバージョンで搭載される機能として、アクセス頻度やデータ生成時からの経過時間などから設定した保管ポリシーに応じて階層管理を行う機能や、1分間で1,500万個のファイルに対し前回保存バージョンとの差分情報を取得して差分だけを保管するバックアップ機能が予定されている。
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