もの忘れが激しい昨今。打ち合わせが重なると、大事なことに限って思い出せないことも多々あり。こんな状況を打破しようと、知人お勧めのAudioNoteというアプリをiPadで使い始めたのでありました。
日々の業務の中で、「ちょっとした打ち合わせ」って多くないですか? 前々から予定が組まれた「会議」ではなく、関係者が空き時間を見つけてパパっと集まり、報告・連絡・相談などを手短にこなすミーティングの類です。ちなみに「打ち合わせ」って、元々は雅楽の世界で演奏が巧くいくようにリズム合わせしたことに由来があるのだとか。参照:語源由来辞典
それはさておき、打ち合わせでは実務上の重要事項が決まることが多々あります。こう書くと仰々しいですが、例えば調べごと、資料の提出、取引先への連絡…誰がいつまでに何をしなければならないかが指示されたりするわけです。そんな決定事項をいちいち文書にまとめてメンバーに同報メールしてくれる殊勝な人などいないのが通例で、自分でしっかり記憶(記録)して行動に移さなければなりません。

筆者の場合も、特集チームと企画案を練ったり、制作上の進行スケジュールを決めたり、セミナーの計画を検討したりと、多様な打ち合わせが日々発生します。週に2,3回程度の頻度であれば何とでもなるのですが、時には1日に数件の打ち合わせという日々が連続することも。こうなると古びた我が頭脳はバッファリングとフロー制御の同期が破綻し、やるべきことの整理がつかなくなってしまう。その場では、ホワイトボードや裏紙などにメモを取るのですが、いつしかその所在も忘却の彼方。例えば、編集長に「○○という注目製品の担当者に連絡取るべし」と言われても、その「○○」が何だったか思い起こせない。どうせなら、指示されたことすらスカッと忘れられれば楽なのに…。
大雑把な性格からか、メモ魔にはなりきれない。何か手軽な方策はないものか…。こんな話をしていたら、友人がiPad/iPhone/Mac向けの「AudioNote」(開発はLuminant Software)というアプリを紹介してくれました。試しにと思い、先日からiPadで使い始めたのですが、これがなかなか良い感じ。日に日に気に入って、iPadの中では使用頻度がきわめて高いアプリとなっています。まだ機能の隅々までは検証していない段階ですが、その概要を紹介したいと思います。
会員登録(無料)が必要です
- 「海外出張の必携マシン」の巻:第28回(2011/02/02)
- 「社員証ホルダーでもしもし」の巻:第27回(2011/01/19)
- 「高速テキスト入力専用機」の巻:第26回(2010/12/15)
- 「チームで考える道具」の巻:第25回(2010/12/01)
- 「オフィスで美味しい珈琲を」の巻:第24回(2010/11/17)