韓国の大手ITサービス会社が、グローバル市場の獲得に本腰を入れ始めた。韓国ITサービス産業協会がまとめた2013年の事業計画書によると、ITサービス産業の輸出額を、2012年の20億9400万ドル(1950億円弱)から2015年に30億ドル(2790億円)にまで伸ばすのが目標だ。輸出内容も、これまでの発展途上国への電子政府関連の受注中心から、先進国向けのソリューションへと多様化を図る。
大手ITサービス会社が海外のIT市場攻略策を強化
デジタルタイムズ | 2013.03.04
韓国の大手ITサービス会社が、グローバル市場の獲得に本腰を入れ始めた。韓国ITサービス産業協会がまとめた2013年の事業計画書によると、ITサービス産業の輸出額を、2012年の20億9400万ドル(1950億円弱)から2015年に30億ドル(2790億円)にまで伸ばすのが目標だ。輸出内容も、これまでの発展途上国への電子政府関連の受注中心から、先進国向けのソリューションへと多様化を図る。
大手ITサービス企業のほとんどが、大企業の情報システム部門を子会社化したもの。これまでは韓国内市場に留まっていたが、海外展開に向けたビジョンの策定と組織の設置を本格化させている。
例えば、サムスンSDSは、地下鉄の自動改札システムやスマートビルといったソリューションを中心に、融合型・複合型のSI事業で海外市場を攻略する。LG CNSは、2013年からは海外パートナーと連携して自社ソリューションの海外展開を加速し、全売上高に占める海外事業比率を現在の約15%から2020年に50%にまで拡大する考えだ。
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