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【Networld Fes 2014】東京開催~活況イベント事後レポート

熱視線を集めた注目セッション

2014年7月24日(木)

2014年6月19日、「ベストマッチなITが集う最先端テクノロジー&ソリューション」をテーマに、昨年に続き2回目となるNetworld Fes 2014東京(主催:株式会社ネットワールド)が東京コンファレンスセンター・品川で開催され、昨年のおよそ2倍の約650名の来場者を集めた。参加者は、スポーツ界や自動車業界の著名人による特別講演と、最先端ITテクノロジーを紹介する各セッションに耳を傾け、39社の展示パビリオンを熱心に回り説明を受けていた。

【特別講演2】
なぜ人数が少ない方がプロジェクトを成功に導けるのか?

写真4 特別講演2の講師を務めた、水野和敏氏。日産GT-Rの開発指揮を執った人物として著名だ

 プログラムの最後を飾る「特別講演2」では、元日産自動車日産GT-R開発責任者の水野和敏氏が登場。演目は日産GT-R開発責任者が語る「最小組織で世界に勝つためのチームマネジメント」。水野氏は89年からのレース参戦(92年デイトナ24時間レース優勝)とGT-R(R-35)開発のプロジェクトリーダーなどの経験から「人・モノ・金を最小限に抑えたプロジェクトが成功する」理由を語った。

 「人数が多すぎると、各部門が責任を取りたがらず過去の例に戻ってその反省からモノを作るようになる。それでは未来の可能性はない」のだと強調した。

 人を多く集めれば、例えば「ポルシェよりいいポルシェ」を作ろうとの発想が出てきがち。だが、それは真似であって顧客の求めているものではない。比較や真似は過去であって、それは未来への提言にはならない。顧客にとって最高のモノは自分にとってオンリーワンのオーダーメードに感じられる製品が出てきてくれることで、これを感じさせるのは開発チームの人間だ。50人のチームが顧客のために一生懸命作っている姿が最高の商品でありブランドになる。できた商品はその瞬間に過去になり、それを作り替えたところで未来にはならないと、「モノ作り」と「時間(過去・未来)」についての持論を展開、エンジニアはクリエイティビティにより「時間」という最大の価値を支配しなければならないと会場に訴えかけた。

◇ ◇ ◇

写真5 展示コーナーでは、熱心に情報収集する来場者の姿が絶えなかった

 終日、セッション会場や展示会場などでは、来場者が熱心に聞き入ったり、質問を投げかけたりする姿がそこかしこにあった。多くの参加者にとって、最新のITテクノロジー&ソリューションを理解すると共に、それをビジネスに活用していく多くのヒントを得る機会になったに違いない。
 

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