[基礎から分かる『EDI再入門』〜グローバル企業のビジネス情報連携方法〜]
EDIによる調達と入出荷におけるメリット:EDI再入門 第2回
2014年11月20日(木)Rochelle P. Cohen
EDI(Electronic Data Interchange:電子データ)交換により組織は、手動のトランザクションベースのプロセスから生じるコストや非効率性を削減できます。サプライチェーンの見直しが広がる中で、数々のアプリケーション間で発生するデータ交換を自動化することは、企業の競争力に直結していきます。グローバル化が進展し競争が激しくなるなか、B2B連携テクノロジーの1つであるEDIをどう活用するかが、企業の成否を分かる可能性があります。今回は、EDIによって企業の主要プロセスのうち調達と入出荷が、どう合理化を図れるかを説明します。
【この記事で習得できる内容】
・どうすればEDIにより調達プロセスを合理化できるか
・どうすればEDIにより出荷・受領プロセスを合理化できるか-クロスドッキング、ドロップシッピング、店舗直送(DSD)サービスなど
EDIは、ビジネスに不可欠なデータを定刻に送信したり、信頼できる取引先とのデータ送受信の安全を確保したり、あるいはリアルタイムなトラッキングやイベント終了後の監査を可能にします。これらのプロセスを自動化することは、サプライチェーンやエコシステムといった企業間連携なしに事業を進められない今日では不可欠です。
では、どうすればEDIでビジネスプロセスの合理化が進められるのか。今回は、一般的なビジネスプロセスのうち、(1)調達と(2)出荷・入荷の2つについて説明していきましょう。
(1)調達プロセス
調達は、EDIが様々な業種で広く採用された最初のビジネスプロセスです。通常、ERP(Enterprise Resource Planning)や他のバックオフィスシステムは自動的に発注書を作成しています。電子カタログを使って商品を注文することも一般的になりました。従業員または調達システムが電子カタログにアクセスして発注すると、EDI発注書の作成が自動的に始まります。
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本連載は、『EDI再入門〜グローバル企業はどのようにビジネス情報連携の効率を高めているのか』から一部を抽出し、再構成したものです。現在、原本のPDFを無料でダウンロードが可能です。是非、全文をお読みいただき、EDIの理解をさらに深めてください。ダウンロードは、こちらから。
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