アイ・ティ・アール(ITR)は2015年4月8日、国内ECサイト構築市場および決済代行サービス市場の市場動向・予測の概要を発表した。同市場の2014年度の売上高予測は前年度比8.1%増で、今後数年にわたって成長を続けると同社は見ている。
ITRの調査レポートは、ECサイト構築市場21社と決済代行サービス11社を合わせた国内32社を対象に調査を実施し、市場動向・予測の分析を行ったものである。なお、同社はECサイト構築市場を、パッケージ(ライセンスのみ)/保守を含めたパッケージ/SaaSの3タイプに分けて調査を行っている。
パッケージ(ライセンスのみ)とSaaSの合計売上金額を見ると、2013年度のECサイト構築市場規模は、店舗の大型化や1店舗あたりの売上高の増大などの要因から、前年度比で8.4%増となった。また、2014年度も前年度比8.1%増と、同程度の伸びを見込んでいる。ITRによると現在、この市場では2番手争いが激化しつつあるという。
パッケージ製品に保守金額を含めた場合、2013年度は前年度比10.1%増となる。ITRは、2014年度の伸びを前年度比9.4%増と予測する(図1)
図1:ECサイト構築市場規模推移および予測(出典:ITR) ※ベンダーの売上金額を対象とし、3月期ベースで換算。2014年度以降は予測値 今後はECサイト構築製品・サービス機能のコモディティ化により、サポート体制や店舗の売上支援などの付帯的なサービスの充実度、実績・評判などの差別化要因から、ベンダーの淘汰が進むとITRでは予想している。一方、ECサイトでの購入者の増加やB2Cのみならず、B2BでのEC化率の向上、販売品目の拡大などが見込まれる。
ITRは、2013年度から2018年度までの、ECサイト構築市場全体の年間成長率(CAGR: Compound Annual Growth Rate)を7.4%、パッケージ(ライセンスのみ)とSaaSのCAGRを6.4%と見積もっている。
同調査の詳細は、ITRが発行したレポート「ITR Market View: ECサイト構築市場2015」で報告されている。同レポートには、市場規模実績(2012~2013年度)および予測(2014~2018年度)やマーケットシェア(2012~2014年度予測)、ベンダー各社(32社)のプロファイルなどが掲載されている。
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-


