[矢坂徹の「CIOの心得」]

IT部門が内包すべき機能 その5
~財務・管理会計の知識

2015年5月20日(水)矢坂 徹(ウェッジ・コンサルティング代表)

IT部門に欠かせない5つの内製機能やスキルのうち「財務・管理会計の知識」について詳しく解説する。経営判断の迅速さ、正確さが企業の浮沈を決定する昨今、IT部門はビジネス知識に基づいた管理指標改善の提案能力が求められている。そこで必要となるのが、財務・管理会計の知識である。

 今回は、IT部門が内包すべき機能の5番めとして、「財務会計・管理会計の知識」に関して話を進めます。「IT部門全員のコアコンピテンスとして、はたして財務会計・管理会計の知識やスキルは必要なのか?」と思われるかも知れません。まずは、そのあたりの背景から整理してみましょう。

 昨今、サービスプロバイダーによって多岐にわたるITサービスが提供されるようになりました。クラウドを含むプラットフォームサービス、メールやオフィススイートを含むコモディティーサービス、ASPを含むアプリケーションサービスといった具合です。

 こうした背景下、かつてのように「全てのシステムを独自開発する」のではなく、他社と差異化を図る一部のアプリケーションを除いて「できるだけパッケージやコモンプラットフォームを活用する」というスタイルに変わってきている事は、皆さんも肌身で感じていることと思います。

 実際に、「専門知識を生かして部門のビジネス要件をシステムで具現化し構築する」形態から、「パッケージやインフラの機能分析をし、部門のビジネス要件定義と比較検討の上、導入を支援する」という仕事も増えているはずです。この流れの中で、「ユーザー部門でも、多少なりともITのことが分かれば、有能なベンダーを選択して自分たちでシステムを導入できるのでは?」という声が聞こえてくるようになってきました。

この記事の続きをお読みいただくには、
会員登録(無料)が必要です
  • 1
  • 2
  • 3
バックナンバー
矢坂徹の「CIOの心得」一覧へ
関連記事

トピックス

[Sponsored]

IT部門が内包すべき機能 その5 ~財務・管理会計の知識IT部門に欠かせない5つの内製機能やスキルのうち「財務・管理会計の知識」について詳しく解説する。経営判断の迅速さ、正確さが企業の浮沈を決定する昨今、IT部門はビジネス知識に基づいた管理指標改善の提案能力が求められている。そこで必要となるのが、財務・管理会計の知識である。

PAGE TOP