TISは2016年7月5日、化学系製造業を中心としたプロセス業界向けERP導入テンプレートである「TIS Chemical Model(TCM)」が、SAPジャパンのビジネススイート「SAP S/4HANA Enterprise Management」に対応したと発表した。
「SAP S/4HANA Enterprise Management」は、インメモリー基盤「SAP HANA」上に構築され、膨大な経営データの高速な分析を可能にする基幹システムである。
「TCM」が、同システムに対応したことで、先行して対応した会計領域に加え、ロジスティクス領域も含めて、より柔軟かつタイムリーなグローバルグループ経営と業務状況の把握・分析ができるシステムの構築が可能になった。
TCMは、TISのERP導入実績のノウハウを体系化し、基礎化学品・機能化学品・医薬中間体・樹脂・ゴム・消費財など化学系製造業の広範な業務に対応したERP導入テンプレートだ。グループ業績管理のフレームとして活用することで、事業や組織の利益責任の明確化・見える化や意思決定の迅速化を支援する。
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