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OS混在環境での運用改善などを図った教育機関向けクライアント管理の最新版を提供―キヤノンMJなど

2016年12月15日(木)IT Leaders編集部

キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)とキヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は2016年12月13日、教育機関を対象にしたクライアント管理製品「in Campus Device」の最新版である「同2.0」の提供を、2017年1月上旬に開始すると発表した。OS混在環境でのクライアント管理を支援する。

 「in Campus Device2.0」は、クライアントPCとして、Mac端末に加えWindows端末も統合的に管理でき、OSの異なる混在環境や点在する端末の運用管理を効率化できる。

 セキュリティパッチやバージョンアップなどの脆弱性対策では、仮想化技術に基づくソフトウェア管理フレームワーク「vThrii Seamless Provisioning Pro」「同Light」と連携することで、セキュリティを強化し運用管理業務の効率化を図れる。

 Web画面の遷移を制御するMVCフレームワークを変更するなど、ソフトウェア構成も刷新し、セキュリティの強化を図っている。

 キヤノンITSが開発を担当し、キヤノンMJが直販およびパートナー企業の販売網を活用して展開する。

 in Campus Device2.0の価格は、構築サービスが100万円(税別)で、vThrii Seamless Provisioningとの連携がオープン価格になる。

 in Campus Deviceは、ブラウザーベースで簡単に操作が可能で、OSイメージ展開の自動化やスケジュールによる自動運用の機能を備えている。キヤノンMJとキヤノンITSが、明治大学と共同で構築した教育支援システムをベースにした、教育機関向け製品「in Campus」シリーズの機能の1つとして開発した。

 vThrii Seamless Provisioningは、PCの稼働状況に応じた適切なプロビジョニングを可能する。筑波大学などが開発したOSS(Open Source Software)である「BitVisor」をベースに、イーゲルが製品化した。

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