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ネットワンシステムズ、クラウドへのインターネット接続経路と性能を可視化するサービスを提供

2017年6月19日(月)IT Leaders編集部

ネットワンシステムズは2017年6月16日、クラウドへのインターネット接続経路と性能を可視化する「クラウドアクセス可視化サービス」を発表した。クラウドサービスの利用・提供時に、トラブルの原因分析時間の短縮を図れる。提供は2017年6月30日に開始する。

 「クラウドアクセス可視化サービス」は、クラウドへのインターネット接続経路と性能を可視化することで、トラブルの原因を企業管理内・外で切り分ける時間を短縮できるサービスである。インターネットが原因の場合には、その影響地域や状況を把握可能にする。

 ユーザー企業は、重要な業務システムのクラウド利用を拡大することが可能になる。クラウドサービスの提供企業は、管理外のインターネットを含めたサービス品質を把握可能になり、利用者の満足度向上を図れる。双方とも、トラブルに関連する運用管理の負荷とコストを削減できる。

 メニューは、クラウドサービスを提供する事業者向けの「インバウンド可視化」と、クラウドサービスを利用する企業向けの「アウトバウンド可視化」で構成されている。いずれも、クラウドサービスへのインターネット接続経路・パケットロス・遅延、接続先Webサーバーの応答可否・応答速度・ダウンロード速度、ISP間の接続構成の変化を確認できる。

 インバウンド可視化では、インターネット上に設置した複数の監視エージェントから、提供しているクラウドサービスへのアクセス環境を5分間隔で監視する。監視エージェントは、世界主要都市(国内では4都市)に設置しており、国内利用者のみを想定したクラウドサービスと、グローバル利用者を想定したクラウドサービスのいずれにも対応できる。

 アウトバウンド可視化では、企業内に設置した専用の監視エージェントから、利用するクラウドサービスへのアクセス環境を5分間隔で監視する。1台の監視エージェントから、複数のクラウドサービスを監視することが可能だ。企業環境内のWebサーバーへのアクセス監視用途にも利用できる。

 双方のメニューに共通する機能として、「監視ポータル」と「サービスデスク」を提供する。監視ポータルでは、各種監視項目について直近30日間のデータを時系列でグラフィカルに確認可能だ。複雑な操作は不要でインターネットの状況を把握できる。サービスデスクでは、初期設定・設定変更・アカウント管理・QAを支援し、運用管理担当者の負荷を軽減する。

 クラウドアクセス可視化サービスの価格は、インバウンド可視化が月額9万6000円(税抜、以下同様)からで、アウトバウンド可視化が月額12万7000円からになる。

 ネットワンシステムズは初年度に3億円の売上を目標にする。

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